ルドウィックローベ C93 ボーチャードピストル / borchardt pistole 【自動拳銃】 †
1893年に完成した、ドイツの銃工ヒューゴ・ボーチャードによる自動拳銃。世界初の本格的な実用自動拳銃として知られ、ルガー P08の元祖としても名高い。また、本銃で採用されているグリップ内にマガジンを収める設計は、今でこそ当たり前のものだが、実用量産品としては初めてのものだった。 ルドウィックローベ社は、約800挺ほどのボーチャードピストルを生産したころ、1897年に弾薬メーカーであるドイツ金属弾薬製造会社(Deutsche Metallpatronenfabrik)と合併し、ドイツ兵器&弾薬製造会社(Deutsche Waffen und Munition Fabrik 略称DWM)となった。そのため、現存するボーチャードピストルには、ルドウィックローベ社の刻印が打たれたものと、DWMの刻印が打たれたものの2種類が存在する。なおDWMでは、1899年までの間に約2200挺のボーチャードピストルが製造されている。 ちなみに、この銃に用いられる7.65mmボーチャード弾から、強化された7.63mmモーゼル弾と7.65mmルガー弾の二系統に分かれて、今日世界で広く用いられている旧共産圏標準弾の7.62mmトカレフ弾と旧西側標準弾である9mmパラベラム弾へと続く事となる。
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