US XM307 【自動式擲弾発射器】 †
1980年代にスタートした米軍のOCSW(Objective Crew Served Weapon)プログラムのもと、同国のゼネラルダイナミクス社で開発されていた25mm自動式擲弾発射器。同じくゼネラルダイナミクス社がアメリカ陸軍TACOM(Tank-Automotive and Armaments Command)向けに進めていたSAMP(Small Arms Master Plan)プログラムの一環として、M2とMK.19を置き換え、重機関銃と自動式擲弾発射機を統合的に運用することも目的としていたことから、バリエーションであるXM312重機関銃とは機関部を含め多数のパーツが共通化されている。2005年度からアメリカ陸軍が試験運用を行っていた。 XM25と同口径*1の25mmエア・バースト・グレネード弾を使用。FCS(火器統制装置)により目標までの距離を計測し目標上空で炸裂するシステムを搭載している。小口径のグレネード弾を使用していることもあり反動は小さく、三脚以外にも土嚢に直接乗せての運用も想定されている。構築した陣地での運用のほか、航空機や軽装甲車両に搭載することも企図されていた。 2007年に同プロジェクトはキャンセルとなっている。
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