ハード路線を特色とするPCゲームメーカーであるNitro+作品第4弾。
時は西暦2020年。ネットワーク社会が確立された近未来の東京を舞台に、《ヒカリ》という謎の存在により、廃棄寸前のスクラップから再生され、「人間の感情に関する情報の収集・分析」という極秘任務を帯びたロボットの少年である友永 和樹が、自分が愛する少女達を守るために、自らの創造主が画策する大規模なサイバーテロ阻止に奔走する。
人間が持つ感情の揺れ動きや、これから現実として訪れるであろうロボット社会の裏に潜む闇、ネットワーク社会の脆弱性を暗示させる。
しかし、明るめの学園物仕立ての恋愛劇ではまず終わらない。Nitro+のお家芸である緊迫した銃撃戦はもちろん、航空自衛隊配備の次世代型戦闘機「F-22J ラプター*1」と、国籍不明の無人戦闘機「S-37 ベルクート "ゴースト"*2」が都心上空で激しいドッグファイト*3を展開するという場面も見られる。 OP曲である『青い記憶』は一見するとのびやかな曲だが、意味深な歌詞であるのも特徴だ。
そして、Nitro+作品の中でも、最も総プレイ時間が長く、ヒロイン数も多いゲームとして君臨することになる。
本来ならばゲーム化第3弾となるはずだった『"Hello,world."』。
しかし制作が難航し予定外の空白期間ができたため、最低限の人数で作る作品というコンセプトのもと『鬼哭街』が制作され、こちらがゲーム化第3弾となった。
また、本作はもともと「PCゲーム『To Heart』に登場するキャラクター"マルチ"の性別を男にしたら」というコンセプトで、虚淵玄(Nitro+のメインシナリオライター)が打ち出した企画である。虚淵はその後、シナリオ担当を別のライターにバトンタッチしたため、彼はこの企画に携わっていないことになっている。
余談であるが、作品の表題である「Hello World」というのは、コンピューター関係の分野における専門用語のことである。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
友永 和樹 | シグザウエル P226LF? | 純子から借用 |
TYPE-0 雷閃 | 〃 | |
バレット M82A1 | 〃 カーチェイスシーンで使用 | |
FN F2000 | 量産型遥香から強奪 | |
愛原 奈都美 | シグザウエル P226LF? | ビジュアルファンブック表紙にて所持 |
量産型遥香 | FN F2000 | グレネードランチャー装着 |
麻生 純子 | シグザウエル P226LF? | レーザーモジュールに小型CCDカメラ内蔵 |
TYPE-0 雷閃 | 0式短距離制圧火器 5.56mmx45弱装弾を使用 MP5Kと同サイズ フォアグリップ装着 | |
バレット M82A1 | SATから調達 VS292破壊に使用 | |
帯刀 | コルト M4A1 RIS | キャリングハンドルは無い |
難波 伊知郎 | グロック 17 | − |
SAT隊員 | TYPE-0 雷閃 | 0式短距離制圧火器 5.56mmx45弱装弾を使用 MP5Kと同サイズ フォアグリップ装着 |
警官隊 | SW M37 | 皇路学園駐車場で使用 |
黒服(神田川の側近) | FN P90 | カーチェイスシーンで使用 |
ロボット軍団 | FN F2000 | M82A1との両手撃ち グレネードランチャー装着 |
バレット M82A1 | F2000との両手撃ち | |
北城 千絵梨 | CZE Cz75 2nd ver. | 後期型*1 |
タンペレーン ヤティマティック | レーザーサイト装着*1 | |
キューちゃん | HK USP | 体にぶら下げているだけ?*1 |
(*1) 「電撃姫」にて連載されていた中央東口コラム、『中央東口のシャイニングエクソシスト-追撃者-』掲載イラストにて所持。
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