モデル (元の銃) | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 製造国 |
MZ10/22 (10/22) MZ60 (M60) MZ70 (M70) | 673mm | −kg | .22 LR | 10 | S | アメリカ |
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MZ9 (キャンプ9) | 673mm | −kg | 9mm×19 | 12 | ||
MZ14 (ミニ14) | 673mm | −kg | 5.56mm×45 | 5/10/20/30 | ||
MZ30 (ミニ30) | 673mm | −kg | 7.62mm×39 | 5 |
アメリカのマズライト社は、ピストルカービンやセミオートマチックライフルをブルパップ化するコンバーションキットを製造・販売している会社である。
キット自体は、バキュームフォーム(真空成型)によるプラスチック製ボディと、トリガーロッドだけで構成されている。組み立て方は、銃身と機関部のみになった元の銃を、2枚組のモナカ状ボディで挟んでネジで固定するという単純なもの。キット側のトリガーを引くと、連動したロッドが元の銃のトリガーを押し、ボディ側のスプリングにより初期位置に戻る、という仕組みである。その他の特徴として、ピストルグリップ、固定式フロントサイト、リコイル吸収用のバットプレート、ウィーバータイプのマウントレールを搭載する大きめのキャリングハンドルを備えている。
同社のブルパップ化キットのラインナップは、スタームルガー製(10/22、ミニ14、ミニ30)と、マーリン・ファイアアームズ製(キャンプ9、M60、M70)の銃のみ。ミニ14とミニ30はライフル弾口径なので、他のキットよりも排莢口が大きく開けており、機関部がはっきりと視認できる。
法執行機関での運用も想定していたが、トリガープルの感触が悪い、レシーバー後方に重心が偏り過ぎ、左利きの射手に対応していない(キットの排莢口は右側のみ)など、安価なブルパップ化キットだけあって、これらデメリットを克服するような仕掛けは皆無である。結局、法執行機関で採用されたことは無かったが、民間市場では概ね好評とのこと。
元の銃からかけ離れた外観は、どことなく近未来風な印象があり、SF映画やドラマ等で度々登場している。特に『トータル・リコール』や『スターシップ・トゥルーパーズ』では、原型から大きく掛け離れた独自の改造が施されたプロップガンとして使用されている。全体がポリマー素材のため外観の加工が非常に容易で、多くのB級映画でプロップガンとして重宝された。映画の常としてフルオートで使用されることが多いため、現在のところ使用されているモデルは、AC556を組み込み可能なMZ14ばかりである。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
シャドウ・ワールド | − | − | 項目参照 |
新・ワイルド7 | − | − | 項目参照 |
スターシップ・トゥルーパーズ | − | − | 項目参照 |
スタートレック:ヴォイジャー | − | − | 項目参照 |
宇宙をかける少女 | アニメ | 馬場つつじ | 第9話 MZ14 |
ターミネーター2 | − | − | 項目参照 |
タンク・ガール | − | − | 項目参照 |
トータル・リコール | − | − | 項目参照 |
トレマーズ3 | − | − | 項目参照 |
プテラノドン | 映画 | 特殊部隊員 | MZ14 |
プレデター2 | − | − | 項目参照 |
ロボコップ | − | − | 項目参照 |
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