・ストーリー
日本統治時代の朝鮮、京城。朝鮮憲兵隊司令官を祖父にもつ長谷川辰雄(オダギリジョー)は、家の使用人の息子キム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)と共に育ち、やがて二人はマラソンで一二を競い合うライバル同士となった。だが辰雄の祖父がテロによって殺害され、ジュンシクの父に疑いがかけられたことで、ジュンシクは家族共々追い出されてしまう。その後はマラソン選手を夢見ながらも人力車の車引きとして働くジュンシクだったが、東京オリンピック日本代表選抜戦に出場できることになり、祖父の死から朝鮮人を憎む辰雄との因縁の対決に臨む。結果はジュンシクの優勝だったが、朝鮮人を日本代表にしたくない陸上連盟は彼を失格処分とし、ジュンシクの抗議に端を発して朝鮮人の群衆が暴徒と化してしまう。一方勝負に負けた辰雄は自らマラソンの道を捨てた。
暴動を扇動したとして逮捕されたジュンシクと同僚のジョンデ(キム・イングォン)は、懲罰として日本軍へ強制的に入隊させられ、満州へと送られた。だがノモンハン事件が発生し、ジュンシク達は戦火へ身を投じることになる。更に部隊長として新たに赴任してきたのは、部下への特攻命令も辞さない鬼の陸軍大佐となった辰雄であった………
・作品解説
朝鮮人と日本人が戦争の時代に翻弄され、ノモンハン事件・モスクワ戦・ノルマンディー上陸作戦と転戦しながらも、対立から友情を育む姿を描いた戦争映画。監督は『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。ノルマンディー上陸作戦で朝鮮人とされるドイツ軍捕虜がいたという実話を基にしている。銃器を含む軍事考証では突っ込みどころ満載の映画である。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
キム・ジュンシク (金俊殖) | 三八式歩兵銃? | 銃剣付きもあり |
USSR モシンナガンM1891/30? | − | |
マウザー Kar98K? | 発砲なし | |
グロスフス MG42 | − | |
九七式手榴弾 | − | |
長谷川辰雄 | 十四年式拳銃 | − |
USSR トカレフ | − | |
USSR モシンナガンM1891/30? | 発砲なし | |
マウザー Kar98K? | ||
グロスフス MG42 | − | |
九九式破甲爆雷 | 実物より大きい | |
火炎瓶 | − | |
イ・ジョンデ | 三八式歩兵銃? | 銃剣付きもあり |
USSR モシンナガンM1891/30? | − | |
シュエライ | マウザー Kar98KZF? | スコープ装着 |
三八式歩兵銃? | I-16戦闘機を一発で撃墜 | |
チュンボク | 三八式歩兵銃? | − |
クァンチュン | ||
ミヌ | ||
野田軍曹 | USSR モシンナガンM1891/30? | 長谷川と奪い合う |
向井少佐 | 十四年式拳銃 | 後期型 発砲なし |
火炎瓶 | − | |
日本陸軍兵士 朝鮮人兵士 | 三八式歩兵銃? | 銃剣付きもあり |
USSR モシンナガンM1891/30? | モスクワ戦で使用 | |
九二式重機関銃モドキ | 機関部の形状が異なる 保弾板ではなく弾帯を使用 | |
九九式破甲爆雷 | 実物より大きい 自爆攻撃に使用 | |
刺突爆雷 | − | |
火炎瓶 | − | |
ソビエト赤軍兵士 | USSR モシンナガンM1891/30? | 銃槍付きもあり |
USSR DP | BT-5戦車の砲塔上部ハッチに搭載*1 | |
USSR マキシムM1910/30 | 防盾付きソコロフ・マウント 督戦隊が使用 | |
火炎放射器 | 形式不明 | |
収容所警備兵 | USSR PPSh41 | 1940年の時点で所持 発砲なし |
USSR モシンナガンM1891/30? | − | |
NKVD将校 | USSR トカレフ | − |
ドイツ陸軍兵士 東方部隊兵士 | マウザー Kar98K? | − |
ラインメタル/マウザー MG34 | − | |
グロスフス MG42 | モスクワ戦の時点で多数使用 | |
USSR PPSh41 | モスクワ戦で使用 | |
USSR DP | ||
ドイツ陸軍将校 | ワルサー P38 | 発砲なし |
アメリカ陸軍兵士 | スプリングフィールド M1 | − |
ウィンチェスター M1 | 着剣ラグ付きもあり | |
マウザー Kar98K? | M1などに交じって所持 | |
トンプソンM1A1 | − | |
US MkII手榴弾 | − |
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