オルシス T-5000 / ORSIS T-5000 【小銃(狙撃銃)】

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全長重量口径装弾数製造国
1,200mm6.2kg7.62mm×51 NATO5+1ロシア
1,270mm6.3kg.300 Win Magnum
1,270mm6.5kg.338 Lapua Magnum
1,200mm6.2kg6.5mm×47 lapua
1,350mm7.5kg.375 CheyTac

 ロシアの銃器メーカーORSIS(オルシス)社が2010年代初頭に開発したボルトアクション狙撃銃である。2011年の兵器展示会「INTERPOLITEX 2011」で初公開され、その後ロシア国内外で広く知られるようになった。銃本体は設計から製造まで同社で一貫して行われている。顧客の要望に応じてバレル長、ライフリングトリガープルなどを調整できる。

 標準的な構成は、フルーテッド加工を施したステンレススチール製バレル、調整可能なチークピースと折りたたみ式バットストックを持つシャーシ、ピカティニーレール標準装備のレシーバーなどで構成される。口径は6.5mm×47ラプア弾、7.62mm×51弾.300 ウィンチェスターマグナム弾.338 ラプアマグナム弾、.375シャイタック弾など多岐に渡り、さらに対物ライフル用途の12.7mm×108弾を使用する大口径派生型(ORSIS 12.7)も存在する。給弾は5連発の着脱式ボックスマガジン

 特に.338 ラプアマグナム弾仕様では1,500mを超える超遠距離射撃能力を持ち、精密射撃競技から軍・警察の狙撃用途まで軍・民で用いられている。ロシア国内ではFSB(連邦保安庁)、FSO(連邦警護庁)、国家親衛隊が採用しているほか、アルメニア、ベラルーシ、中国、イラン、イラク、ベトナムなどでも運用例が確認されている。

各種バリエーション

モデル解説
T-5000標準モデル。複数口径に対応し、精密狙撃競技や軍・警察の狙撃銃として運用される。
T-5000M改良型。人間工学的な改修を受け、ストックの調整幅が拡大。
トーチノストロシア国家親衛隊やFSBに採用された制式モデル。制式名は「SV-338M1」。
ORSIS-375CT.375シャイタック弾仕様の超長距離狙撃型。2,000m超の射撃能力を持つ。
ORSIS 12.712.7mm×108弾を使用する対物ライフル仕様。2022年の展示会で発表。
 
登場作品ジャンル使用者備考
Sniper Ghost Warrior Contracts項目参照
Warfaceゲームプレイヤー
エスケープ フロム タルコフ項目参照
ドールズフロントライン項目参照


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 不備、改善点等あればお願いします。 -- 2025-09-19 (金) 01:02:50
  • 追記:フルーテッド加工についてのページも作ったのですが用語一覧に追加ができなかったです。 -- 2025-09-19 (金) 01:39:58
  • 用語一覧に追加しておきました。 -- 2025-09-19 (金) 04:08:09
  • AVAにも登場していたので追記しておきました。 -- 2025-09-19 (金) 17:43:09
  • ↑ありがとうございます。 -- 2025-09-19 (金) 23:29:36
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