南部 麒次郎 (1869〜1949) †
明治末期から大正、昭和にかけて活躍した、日本の銃器開発の第一人者。佐賀は鍋島藩の出身である。
1903年から翌年にかけて、当時の東京砲兵工廠にて南部式自動拳銃を開発。日本陸軍は陸軍造兵廠にて改良を行い、十四年式拳銃を開発、採用している。
もともとは陸軍の技術将校であり、最終階級は中将。退役後の大正14年、現在のミネベアの前身である南部銃製造所*1を設立した。上記の南部式自動拳銃の他、九四式拳銃等の開発を行っている。
一説には南部銃製造所を設立する以前、大正末期にすでに自動小銃を考え設計していたと言われている。