S&W M15 "コンバットマスターピース" / S&W Model 15 "Combat Masterpiece" 【回転式拳銃】

S&W M67
 
全長重量口径装弾数製造国
240mm972g.38spl6アメリカ

 コンバットマスターピースは、S&W社が同社のターゲットマスターピース(のちにModel 14に改称)のショートモデルとして1949年に発売したダブルアクション回転式拳銃である。

M14 Masterpiece
 

 ベースとなったターゲットマスターピースは、6インチの銃身とアジャスタブル・リアサイトを備えたターゲット競技用のKフレームリボルバーで、命中精度に定評があった。これに注目した当時の警察機関やFBIが、4インチ銃身とボーマンのクイックドロー・フロントサイトを備えたモデルを要請したことから誕生したのが本銃である。

 1957年には、他のS&W製拳銃同様、名称をナンバーの「Model 15」に改められている。元となったM14や、22口径のM17、M18等と並んで、M10のバリエーションモデルとして位置づけられている。 
 銃身長4インチのモデルがスタンダードだが、後の1964年に2インチ・ヘビーバレルのモデルが、1986年には6インチと8-3/8インチのモデルが追加された。1972年にはステンレスモデルのM67が登場している。
 形状はブルバレルに交換可能なフロントサイトと調整可能なリアサイトが付いており、M19に酷似しているが、バレル下のエジェクターロッド・シュラウドが無いことで区別できる。またM19と違って、使用できるのは.38スペシャル弾だけで、.357マグナム弾は装填・発射できない。

 数多くの公的機関に採用されたことから、リボルバー全盛期の70〜80年代のアメリカのメディア作品では主に制服警官のサイドアームとして頻繁に登場した。本銃を求めたFBIを始め、他にも、財務省偽造貨幣捜査局(シークレットサービス、現在は国土安全保障省に移管)、空軍が採用していた。

 1999年には生産終了となっていたが、その後S&Wパフォーマンスセンターから記念モデルが限定生産されたのを経て、2011年からは同社のクラシックラインで再生産が行われている。

 
登場作品ジャンル使用者備考
007項目参照
20世紀少年項目参照
L.A.コンフィデンシャル項目参照
イレイザー項目参照
オー!映画フランソワ・オラン2インチ
コブラ項目参照
ゴリラ項目参照
ジョーズ
ジョーズ2
映画マーチン・ブロディ4インチ
セブン項目参照
ダーティハリー項目参照
ターミネーター項目参照
大追跡TVドラマ水原慎介
矢吹史朗
滝本稔
2インチ
太陽にほえろ!項目参照
ダイ・ハード項目参照
バットマン項目参照
パニック・イン・スタジアム映画ピーター・ホリー4インチ
SWAT隊員
ビバリーヒルズ・コップ2項目参照
ブラックライダー映画コンビニ強盗冒頭,発砲無し
暴走機関車映画ランキン4インチ
マチェーテ項目参照
ワンスアンドフォーエバー項目参照

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  • コマンドーにも登場してました -- 2018-05-29 (火) 20:20:47
  • コマンドーでクックや警察官が使用してました(コマンドーの項目にも書いてありました) -- 2018-06-19 (火) 07:17:47
  • 追加しておきました -- 2018-06-19 (火) 07:35:36
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