全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 製造国 |
210mm | 750g*1 / 890g*2 | 9mm×19 / 9mm×21IMI .357 SIG / .40 S&W | 17 13 | S | イタリア |
ストライクワンは、イタリアのアーセナルファイアアームズ社が2012年に発表した自動拳銃である。
設計はAF社の創業者であり、銃器関係のジャーナリストであったイタリアのニコラ・バンディーニによる。同社の設立とストライクワンの開発に当たっては、精巧なミニチュアガンの製造で知られるロシアのディミトリー・ストラシンスキーがパートナーとして関わっている。
ロシア人デザイナーのストラシンスキー氏の存在や、本銃が「ストリージ(アマツバメ)」の名でロシア軍のトライアルにパスした経緯*3もあり、発表されてから数年はロシア製自動拳銃との誤解が広まったが、実際のところ設計とそのパテントはすべてバンディーニ氏に拠るもので、製造もすべてイタリアで行われている*4。開発した同社も、ロシアのミニチュアガンメーカーなどを傘下には置くものの、本社は銃工の街として知られるイタリアのガルドーネにある。
ストライクワンはシルエットこそグロックの亜種のようで、ストライカーやセイフアクションなど、グロックに倣った撃発メカニズムも備えている。しかし、作動・閉鎖機構には、本銃独特のショートリコイルを採用している。多くの自動拳銃が備えるブローニング式のティルトバレルではなく、Y字形の独立したロッキングブロックがカムによって垂直降下してスライドとの結合を解く方式を採用しており、銃身がストレートに後退する仕組みだ。また、銃身位置を極端なまでに低く設け、発砲時のバレルジャンプの抑制を強く企図した設計となっている。
マガジンキャッチは、左右どちらから押しても機能するアンビ仕様、または左右いずれかのみ機能する仕様が選択できる。一見すると有無が判別できないトリガーセイフティは、グロックと違いトリガーシュー全体がセイフティレバーとして機能する*5ようになっている。フレームはポリマー製が標準だが、数量限定のアルミ合金製フレームモデルがある。
2012年の発表時にはコンバージョンキットを組み込んだカービン/サブマシンガン型の派生モデルが見られた他、2015年には「ストライクワン・スピード」というIPSC競技向けモデルが発表されている。以降も.22LRや10mmオート弾仕様モデルが登場している。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
ジョン・ウィック チャプター2 | − | − | 項目参照 |
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン | − | − | 項目参照 |
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