ステアー社と並ぶ、オーストリアの代表的銃器メーカー。
元々は機関銃用ベルトリンクや軍用ナイフ、シャベルを製造する軍用品納入メーカーであった。1980年設立と、銃器メーカーとしては新しい会社ではあるが、確かな性能と低い価格設定で人気が高い。
設立者であり、初代CEOでもあったガストン・グロック(Gaston Glock)は、1980年のオーストリア軍新制式拳銃を選定するトライアルにナイフ製造の実績を知るオーストリア軍からの参加オファーを受けたことがきっかけでPistole 80(後のグロック 17)を開発。それまで銃器の設計・試作の経験が無かったにも関わらず、トライアルに参加していた古参ステアー社のモデルGBや他国のH&K P7M8/M13、シグ P220、ベレッタ M92SB-Fという並みいる強豪を差し置いて1983年に制式採用が決定。グロックの名が世界に轟いたところで世界最大の銃器市場アメリカに子会社を設立し、瞬く間に法執行機関や警察機関の制式銃をことごとく置き換えていき、現在に至っている。
余談となるが、現在グロック社のオフィシャル・スポークスマンを務めているのは映画『フルメタル・ジャケット』で鬼教官“ハートマン軍曹”を演じた元合衆国海兵隊で俳優のロナルド・リー・アーメイである。
口径 | フルサイズ | コンパクト | サブコンパクト |
---|---|---|---|
9x19 | G17 | G19 | G26 |
G17L(競技用ロングバレル) | G45 | ||
G18(機関拳銃) | G48 | G43 | |
G34(競技用ロングバレル) | |||
10mmAUTO | G20 | − | G29 |
G40(競技用ロングバレル) | |||
.45ACP | G21 | − | G30 |
G41(競技用ロングバレル) | |||
G36(G30のシングルカラム版) | |||
.40S&W | G22 | G23 | G27 |
G24(競技用ロングバレル) | |||
G35(競技用) | |||
.380ACP | − | G25 | G28 |
G42(G28のシングルカラム版) | |||
.357SIG | G31 | G32 | G33 |
.45GAP | G37 | G38 | G39 |
.22LR | - | G44 | - |
グロック 17
グロック 18
グロック 19
グロック 20
グロック 21
グロック 22
グロック 23
グロック 24
グロック 25
グロック 26
グロック 27
グロック 28
グロック 29
グロック 30
グロック 31
グロック 32
グロック 33
グロック 34
グロック 35
グロック 36
グロック 37
グロック 38
グロック 39
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