モデル | 全長(折畳時) | 重量 | 口径 | 発射形式 | 装弾数 | 連射速度 | 製造国 |
MG4 | 1030(835)mm | 8.1kg | 5.56mm×45 | F | 100/200 | 750発/分 | ドイツ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MG5(HK121) | 1160(960)mm | 11.6kg | 7.62mm×51 | F | 50/100 | 600〜800発/分 |
H&K社により2001年の国際防衛展(DSEI)で発表された新型軽機関銃。ドイツ軍の制式小銃がG36となったことで、分隊支援火器も7.62x51mmのMG3から5.56x45mm弾のものに変更されることとなり、そのトライアルに出展するため「MG43」*1の名称で開発された。2003年にはトライアルに合格、「MG4」の名称が与えられた。
先行するミニミとレイアウトは類似しているが、細部において機構には多くの差異があり、後発製品として十分に機能的に進歩したものとなっている。具体的には、よりシンプル化されたガスピストン・ボルト構造、歯車制御式の前後2つの突起によって弾薬を固定して装填不良を減らす機構*2、薬莢底面で操作可能なガスレギュレーター、折り畳みが可能なチャージングハンドル・キャリングハンドル、グリップの脱落時*3にボルトの前進を停止するセーフティ機構など、多くの先進的な機能が採用されている。
排莢は下方排莢・ベルトリンク排出は右側面という方式はMG3やMAGと同じであり、伏射時の薬莢の回収を容易としているが、それらの機関銃と異なりまっすぐ下方ではなく右下に排莢が行われるため、立射時には足元に薬莢を散乱させる事がなく、固定機銃・軽機関銃いずれの運用にも適している。また、ミニミと異なり標準で砂漠での迷彩効果に優れたFDE(フラットダークアース)カラーのモデルがラインナップされている。
一方、ミニミと異なり突撃銃(M16やG36)用弾倉の装填機構は有していない。
トリガーグループは自社製のG3系列やG36などと同じ操作性のデザインとし、ピカティニーレールを標準装備する。G36用のスコープ内蔵型キャリングハンドルに類似したキャリングハンドルが用意されており、既存のG36ユーザであれば照準操作の訓練は最小限で済むようになっている。また、軽機関銃としては珍しくフォールディングストック?を備え、携行や運搬のさい取り回しが良いようになっている。ストックは左側に折り畳みリンク排出口を塞ぐことはないため、緊急時には折り畳み状態からも発砲可能である。
ドイツ連邦軍では制式採用後、2005年から配備。一分隊に二挺ずつ配備されている。他にもスペイン、ポルトガル、マレーシアなどで採用されている。
余談ながら、ドイツ軍のMG4の運用者は接近戦用に同社MP7も携行するらしく、ドイツ連邦軍の機関銃手を撮影した写真や映像ではMG4とMP7が一緒に写っている物が多い。
2009年には、ミニミの発展型であるMk48同様に7.62mmNATO弾仕様にスケールアップされた「HK121」汎用機関銃モデルも開発されている。汎用機関銃として現在も使用されているMG3の置換を目指しているようで、MG3の50連ベルトリンクドラムに対応している。公式の製品ではないようだが、デンマークのトライアルに参加した際に布製の100連ベルト入りポーチなども使用される様子が見られた。連射速度は状況に応じて、600発/分、700発/分、800発/分から選択できる。2014年にはドイツ軍の制式機関銃として「MG5」の名称が割り当てられ、それに伴い製品名もそちらに変更された。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Alliance of Valiant Arms | − | − | 項目参照 |
MAG | − | − | 項目参照 |
SOCOM: U.S. Navy SEALs | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア2 | − | − | 項目参照 |
サドンアタック | − | − | 項目参照 |
バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド 4 | − | − | 項目参照 |
メダル オブ オナー ウォーファイター | − | − | 項目参照 |
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照