銃身長 | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
2in | 285mm | 900g | 9mm×19 | 5+1 | スイス |
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VP9(Veterinary Pistol, 9mm。“獣医の拳銃”の意)は、スイスのブルッガー&トーメ社が開発した消音拳銃である。
作動方式はボルトアクション。本体後部のボルト操作用ノブを引いて一発ずつ装填・排莢を行うなど、基本的な構造は第2次世界大戦中にイギリスが開発した消音拳銃「ウェルロッド」と同様である。
弾倉はシグザウエル P225のシングルスタックマガジンを使用。これにはグリップを兼ねるポリマー製のシュラウドがはめ込まれており、銃本体から弾倉を抜くことでさらに小型化できるという設計になっている。また、弾倉兼グリップを外した状態でも発砲は可能なので、より秘匿性に特化した使い方もできる(ただし、中指でトリガーを引くスタイルになる)。簡易式のアイアンサイトを備えている他、専用のマウントベースをサプレッサーにはめ込めば、タクティカルライトやレーザーサイトも装着可能になる。後期モデルでは、初期モデルには無かったトリガーガードとグリップセイフティ機能が追加されている。
2インチの銃身には燃焼ガスを逃がすための複数の穴が設けてあり、それにバッフル式のサプレッサーを被せてある。サプレッサーは、アルミ製バッフルを組み込んだ練習用と、シリコン製バッフルを組み込んだ実戦用の2種類。減音効果は、練習用は140db程だが、実戦用はシリコン樹脂で銃身内を密閉しているため129dbまで下がる。ただし、発砲の度に弾丸がシリコン樹脂を貫くので、発射数が10発を超えると減音効果が低下し、20発程でバッフルの寿命に達するとされている(ただし、バッフルの交換自体は道具無しで簡単にできる)。
使用弾薬は標準的な高速弾の9mmパラベラム弾だが、燃焼ガスを逃がすことで実際は亜音速での発射となる。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
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