エル マリアッチ / El Mariachi

 元々は1992年にロバート ロドリゲスが24歳のときに制作費7千ドル、撮影日数14日で作った「El Mariachi(エル マリアッチ)」というインディーズ作品。
 1995年にハリウッドでリメイクとして「Desperado(邦題:デスペラード)」、2003年に続編として「Once Upon a Time in Mexico(邦題:レジェンド オブ メキシコ/デスペラード)」が作られた。
 恋人を殺されたマリアッチ(ミュージシャン)が麻薬組織のボスに復讐をするバイオレンスアクション。

 (※)続編が作られたと記述したが、これらは全て正式な続編というわけではない(どう考えても矛盾する点が幾つか出てくる)。

エル マリアッチ (原題:El Mariachi)

1992年,アメリカ映画
監督 ロバート ロドリゲス

・ストーリー

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 メキシコの小さな田舎町アクーナに、黒いギターケースを抱えたマリアッチ(カルロス ガラルド)が、仕事を探してたどり着いた。
 同じ頃、刑務所を脱獄したアズール(レイノル マーティネス)が、盗んだ金をひとり占めした昔の仲間、モーリシオ(ピーター マルカルド)の配下を皆殺しにしていた。アズールはマリアッチと同じような黒いギターケースに銃火器を入れ、同じような黒い衣装に身を包んでいた。手下を殺されたことに激怒したモーリシオは、アズールの行方を追い、町中に黒いギターケースを持った黒服の男を探し出すよう指令を出す。
 一方、何も知らぬマリアッチはホテルにチェックイン、フロントがモーリシオに知らせたために殺し屋たちがホテルに急行する。自分が殺し屋に狙われていることを知ったマリアッチはホテルを脱出。からくも逃げのびるが大切なギターケースを置いてきたことに気付き、危険を覚悟でホテルに戻った。再び殺し屋たちに見つかった彼は、機転を利かせて4人の殺し屋たちを倒した。
 行き場のなくなったマリアッチは、仕事の売り込みに立ち寄ったバーの経営者のドミノ(コンスエロ ゴメス)を頼り、ドミノは彼をかくまう。だが彼女はモーリシオの愛人だった。モーリシオの手下が彼女に、黒いギターケースを持った黒服の男のことを告げると、彼女はマリアッチに疑いを抱くが、彼に歌わせ本当のマリアッチ(=ミュージシャン)であることを信用する。
 一方ドミノを利用してモーリシオに接近しようと考えたアズールは、彼女の店でマリアッチのギターケースを間違って持ち帰ってしまう。それに気付いたマリアッチは取り戻そうとマシンガンの入ったギターケースを抱えてアズールを追いかけるが、殺し屋たちに見つかり、逆に捕らえられる。モーリシオはマリアッチを見て人違いに気付き、彼は釈放される。
 その頃、アズールはドミノを捕らえ、モーリシオの家に向かっていた。マリアッチは彼女を救うべく、単身現場に向かう―――。

 
使用者銃器名備考
エル マリアッチMAC M11?大型放熱サプレッサー装着
アズールMAC M11?大型放熱サプレッサー装着

デスペラード (原題:Desperado)

1995年,アメリカ映画
監督 ロバート ロドリゲス
 
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・ストーリー
 メキシコ国境の町サンタ セシリアに、黒いギターケースを下げたマリアッチ(アントニオ バンデラス)が現れた。彼は悪名高いギャングのボスで麻薬王ブチョ(ジョアキム デ アルメイダ)の命を狙っていた。
 ブチョ一味の秘密の取引場所であるバーに入ったマリアッチとあらくれ男たちの間で、たちまち壮絶な撃ち合いが展開され、麻薬の集金人(クエンティン タランティーノ)も、とばっちりを食らって死ぬ。ギターケースから素早く銃を取り出したマリアッチは、瞬く間に一味を片づけた。店を出た彼は、つけてきたギャングに腕を撃たれるが、書店主のカロリーナ(サルマ ハエック)に介抱される。
 やがてマリアッチは相棒のブシェーミ(スティーヴ ブシェーミ)と町で再会するが、ナイフ使いの殺し屋ナヴァハス(ダニー トレホ)が2人を襲撃する。ナヴァハスはコロンビア人に雇われてマリアッチの命を狙っていたが、彼をマリアッチと勘違いしたブチョの子分に始末されてしまった。怒り心頭のブチョは、マリアッチを殺すべく部下たちに命じる。
 カロリーナの店に匿われたマリアッチは、彼女と愛を交わす。だが、ブチョの部下が店を襲撃し、2人は建物の屋上から屋上へと逃げながら、弾丸と手榴弾で敵を追い散らした。
 マリアッチは同じギターケース型銃火器を持つ2人の仲間を呼び寄せ、一味の取り引き現場に向かう。すさまじい銃撃戦の果てに仲間たちは倒れ、彼が道でギターを教えていたニーニョ少年も巻き添えになって撃たれてしまう。
 少年を病院に収容したマリアッチとカロリーナは、ブチョのアジトに乗り込む―――。

 スタームルガー KP85が袖から出てくるシーンがあるが、そのままでは袖に収まりきれないので、実際はグリップを半分に切ったプロップガンを使用している(袖から出た後は通常の銃を使用している)

使用者銃器名備考
エル マリアッチ水平二連ショットガン
スタームルガー KP85二挺拳銃
スリーブガン
RDI ストライカー12ショートバレル
ウィルディマグナムスコープ装着
木製グリップ
発砲無し
AAI M10?大型放熱サプレッサー装着
ブチョコルト ガバメントシルバーモデル
ベレッタ M93R
ライト ハンドIMI デザートイーグル
ザミーラベレッタ M93Rブチョから渡される
酒場のギャングAAI M10?大型放熱サプレッサー装着
ブチョの手下IMI デザートイーグルカロリーナの店襲撃時
ウィルディマグナム
AAI M10?

レジェンド オブ メキシコ/デスペラード (原題:Once Upon a Time in Mexico)

2003年,アメリカ映画
監督 ロバート ロドリゲス

・ストーリー

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 たった1人で、2つの町を始末した男がいる。情報屋ベリーニ(チーチ マリン)は、酒場で男の伝説を語っていた。語る相手は、CIAの潜入捜査官サンズ(ジョニー デップ)。彼は腕利きの殺し屋を捜していた。そしてベリーニが紹介するピストレーロ(拳銃使い)こそが、伝説の男エル マリアッチ(アントニオ バンデラス)だ。
 マリアッチに会ったサンズはこう語る。「マルケス将軍(ジェラルド ヴィジル)がクーデターを起こして大統領(ペドロ アルメンダリス Jr.)を殺す。だが、マルケスに権力は握らせない。奴が大統領を殺した後に、マルケスを殺せ」。また、「腕の良すぎるコックは殺す。俺はそうやって国のバランスを保ってきた。それは大統領といえども同じことだ」と。
 マリアッチは依頼を請ける。報酬のためではない。マルケス将軍に殺された、愛妻カロリーナ(サルマ ハエック)と子供の復讐のために―――。
 このクーデターを裏で操っている者がいた。バリーリョ(ウィレム デフォー)だ。表向きは農地を民衆に分け与える英雄。実際は政権を倒し、この国で自由にビジネスすることを企む、冷酷な麻薬王。バリーリョは、マルケス将軍に巨額の金を渡し、大統領の殺害を依頼していたのだ。
 サンズは、バリーリョとマルケス将軍の関係、そして巨額の金が動いていることを知っていた。その金を手に入れるのが、サンズの真の目的だったのだ。
 バリーリョの動きを探るため、サンズは元FBI捜査官のラミレス(ルーベン ブラデス)に調査を依頼する。彼は現役の時、バリーリョに相棒を殺害されており、そんな一心から、「現役のFBI」だと偽り、バリーリョの手下であるビリー(ミッキー ローク)に近づく。バリーリョの組織で汚い仕事を強いられてきた側近、ビリー。組織から抜けるために、そして自分の誇りを守るために、ラミレスへの協力を約束する。
 11月2日「死者の日」。クーデター勃発目前の時、サンズはバリーリョらに捕らえられた。一方、マリアッチは、祖国のため、復讐のために立ち上がった。クーデターを企む者、阻止する者。それぞれの想い、思惑が絡み合う運命の日。メキシコを揺るがす激戦が、今、火蓋を切る!

 
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使用者銃器名備考
エル マリアッチ水平二連ショットガン
コルト パイソン
ベレッタ M92
CS97 パトリオット敵から奪う
カロリーナ水平二連ショットガンマリアッチから借用
サンズHK USPコンパクトサプレッサー装着
ベレッタ M92
MAC M11?サプレッサー装着
フィデオコルト パイソン二挺拳銃,破甲弾を使用
ロレンソコルト ガバメントスコープ装着
SW M629との二挺拳銃
SW M629破甲弾を使用
コルト ガバメントとの二挺拳銃
マルケスコルト M4A1回想シーンにて所持
ククイSW M629
ククイの部下CS97 パトリオット

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