CZ CZ100 【自動拳銃】

CZ100
モデル全長重量口径装弾数製造国
CZ100177mm680g9mm×1913+1チェコ共和国
.40 S&W10+1
CZ110180mm670g9mm×19
9mm×21 IMI
13+1
.40 S&W10+1

 チェコ共和国のチェスカー・ゾブロヨフカ社が1995年に開発した、同社初のポリマーフレームピストル。独特の外観だが、他社が発表した初期のポリマーフレームピストル同様、グロックの影響色濃い拳銃である。

 ダブルアクションオンリーのトリガーを有し、撃発はストライカー式。マニュアルセイフティをもたず、AFPBによってファイアリングピンの前進をブロックする。作動はブローニングタイプのショートリコイルで、排莢口に銃身のブリーチ部を噛み合わせて、チャンバーを閉鎖する。以上のように、基本的なメカニズムはグロックシリーズのそれを踏襲しているが、CZ100のバリアントである「CZ110」は、コンベンショナル・ダブルアクションとなっている。

 なお、スライド上部の排莢口後方にあるパーツはバレルストップといい、ここを何某かに引っ掛けてスライドを引くことができる。これにより片手だけで装填操作が可能なことからシングルハンド・チャージング・デバイスとも呼ばれる。AFPBはこの下に収められている。

 余談だが、アニメ映画『-GHOST IN THE SHELL- 攻殻機動隊』で登場した「ツァスタバCZ-M100*1」のモデルはこれ。同映画の影響で誤解が見られるが、(劇中の設定はともかく)本銃とセルビアのツァスタバ社製CZピストルシリーズとは、ほぼ無関係である。
 

登場作品ジャンル使用者備考
-GHOST IN THE SHELL- 攻殻機動隊項目参照
trash.漫画ポーラ・ライツ二挺拳銃
学園キノ項目参照
ガンスリンガー・ガール項目参照
コンビニDMZ項目参照
ハード・デイズ・ナイツ小説アレクセイ
緋弾のアリア項目参照
ヤングガン・カルナバル項目参照
ヨルムンガンド項目参照

このページの画像はチェスカー・ゾブロヨフカ社から転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 緋弾のアリアのジャンルは(一応)小説で、使用者はジャンヌ・ダルク30世です。 -- バスター? 2011-08-18 (木) 19:19:11
  • cz100のガスガンはありますか「日本製」 -- 2012-04-02 (月) 23:24:49
  • CZUBのカタログを探したところなくなっていました。この銃はもう生産されていないのですか? -- 2013-09-09 (月) 23:19:22
  • この銃って評価はいいんですか?悪いんですか?wikiにもここにも性能評価や評判について書かれてなかったので… -- 2016-08-10 (水) 04:59:24
  • 特に問題もなく普通に使える拳銃だったようです。当時の他のメーカのポリマーフレーム拳銃同様、グロックの価格や人気が強すぎたために成功しなかった製品の一つでしょう。 -- 2016-08-10 (水) 22:01:02
  • 英語版wiki見てきたらproducedが1995-presentってなってました。まさかまだ生産継続してるのでしょうか?その割には知名度めちゃくちゃ低いような… -- 2017-05-31 (水) 18:41:12
  • 第一に既に生産は終了していますし、第二にそうでなくとも別に知名度が低い拳銃などいくらでもありますよ。 -- 2017-05-31 (水) 19:55:54
お名前:

*1 メーカー名の取り違えについて、監督の押井守によると、この齟齬は意図的なものだとか。

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS