全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 製造国 |
1016mm | 4.39kg | 5.56mmx45 | 20/30/150 | S/F | アメリカ |
AR15の設計者であるユージン・ストーナーが、1962年に設計開発した可変銃。基本は突撃銃だが、部品の交換でカービンや、軽/重機関銃と、あらゆる用途に対応できる様に作られた。
機関部を流用して口径やカテゴリーの異なるモデルを設計するシステム・ウェポンは、当時幾つか作られつつあったが、1挺の銃を前線レベルで部品を交換して別モデルに仕立て直すことができる銃はM63が初めてだった。
後に、コッキングハンドルやセミ/フルセレクターなどに小改良を加えたM63Aも登場。アメリカ軍でもM63Aの突撃銃タイプをXM22、カービンタイプをXM23、ベルト給弾式の機関銃タイプをXM207の名称で仮採用し、テストを繰り返した。
システムは画期的だったのだが、機関銃として使用すると強度に不安がある、強度を増すとライフルとしては重くなりすぎると、万能なるが故の「帯に短し、襷に長し」といったジレンマも抱え込むことになった。
また、折り悪くアメリカはベトナム戦争の真っ最中。新しい武器を投入して現場を混乱させるよりは、現行のM16A1をもっと普及させる決定が下された直後だった事もあり、陸軍と海兵隊は本銃の採用を見送った。しかし兵が少なく小回りが利いた海軍は本銃に注目し、試験的ながらマシンガンタイプ(XM207の改良型)をMk23の名称で採用。部品の交換で多彩な任務に対応できることから、海軍特殊部隊SEALがこれを使用して有名になった。
しかし大量発注には遂に至らず、結局トータル3,500〜4,000挺生産されたのみで1971年に生産中止となった。
なお、1990年代になってロビンソン・アーマメンツ(Robinson Armaments)社から、セミオートオンリーながらM96の名称でリバイバル生産されている。後に同社独自のアレンジが加えられたフルオートモデルも登場したが、残念ながら最大の特徴だった変身システムは徐々に排除され、『ただのアサルトライフル』になってしまっている。
外形 | 特徴 |
米陸軍でXM22の名称で仮採用された突撃銃モデル | |
米陸軍でXM23の名称で仮採用されたカービンモデル | |
米陸軍でXM207の名称で仮採用されたベルト給弾式軽機関銃モデル 最も安定していたモデルで同クラスの軽機関銃よりもかなり軽い | |
XM207の改良型 米海軍でMk23の名称で正式採用されたベルト給弾式軽機関銃モデル |
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
ARC THE LAD2 | ゲーム | シュウ | 公式イラストで判断 |
SOCOM: U.S. Navy SEALs | − | − | 項目参照 |
THE KANZUKI | 漫画 | 神月 蘭 | 騎兵銃タイプ 「さくらがんばる!」番外編 「RYU FINAL」収録 |
アリスの照星 | − | − | 項目参照 |
ギャロップ | 漫画 | J・ショーン 一等兵 | 騎兵銃タイプ |
コール オブ デューティ: ブラック・オプス? | − | − | 項目参照 |
ジオブリーダーズ | − | − | 項目参照 |
帝王コブラ2 | 小説 | 黒木 豹介 | − |
砂ぼうず | − | − | 項目参照 |
スプリガン | − | − | 項目参照 |
ゼロイン | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド? | − | − | 項目参照 |
メタルギアソリッド3 | − | − | 項目参照 |
メタルギアソリッド ピースウォーカー | − | − | 項目参照 |
メタルギアソリッド ポータブル・オプス | − | − | 項目参照 |
ルパン三世 | − | − | 項目参照 |
ワイルド7 | − | − | 項目参照 |
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照