OEWG マンリッヒャー・ショウナワー / OEWG Mannlicher-Schönauer 【小銃】
マンリッヒャー・ショウナワーは、1903年にオーストリア=ハンガリー帝国で開発された、ロータリーマガジン式のボルトアクションライフルである。設計はOEWG(Österreichische Waffenfabriksgesellschaft:オーストリア兵器工場共同体。後のステアー・マンリッヒャー社)の技術者であったフェルディナンド・マンリッヒャーとオットー・ショウナワーが行った。 多数の民間向けバリエーションが開発されたため、製造された年代を取って、民生品は「Model 19XX」と便宜的に表記されるが、正式には「YY×ZZmm(その銃の口径) Mannlicher-Schoenauer」*1となっている。最初のモデルであるM1903が当時のギリシャ陸軍向けに製造され、少数の同モデルが、オーストリア=ハンガリー帝国陸軍で使用された。 この銃の初陣は、第一次世界大戦よりも前の1912年に発生した第一次バルカン戦争ながら、その堅牢性と射撃精度から、軍用モデルが1941年まで製造され、その後も1942〜49年のギリシャ内戦まで使用され続けた。またその性能の高さにより、比較的多くの銃が狙撃銃に改造された。 なお、本銃はノーベル賞作家のアーネスト・ヘミングウェイが愛用したことでも知られている。 このページの画像はウィキメディアコモンズから転載しています。
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