ノンフルート・シリンダー / Non-flute Cylinder

 リボルバー(回転式拳銃)のシリンダー(回転式弾倉)の中で、肉抜きのフルート(縦溝)が施されていないものを差す。コルト ドラグーンなどのパーカッションリボルバーの時代には、フルート加工が一般的ではなかったことと、使用弾薬が小型でシリンダー径も小さく軽量化の必要が薄かったため、こちらのシリンダーが一般的だった。

 現代リボルバーは一般にフルートを施すことで軽量化を図っているが、ノンフルート・シリンダーは、ハンティングや射撃愛好家向けの銃――特にスタームルガー ブラックホークなどの.44マグナムクラス以上のハイパワー弾薬を用いるモデルに採用されることが多い。
 通常モデルはフルート付きのシリンダーを。ハイパワーモデルは強度確保のためノンフルート・シリンダーを搭載するという図式が一般的だが、S&W社のM500などは銃そのもののサイズがこれまでのリボルバーに比べ桁ハズレに大きいため、フルート付きのシリンダーでも十分な強度が確保できている。

 


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  • 作ってみましたが、シリンダーのスペルがわからないので、わかる方編集お願いします -- HS? 2010-07-22 (木) 01:25:28
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Last-modified: 2024-03-09 (土) 19:25:14 (139d)