コッキングハンドル(棹桿) / Cocking handle

 ボルトを操作するための部品。槓桿(こうかん)、コッキングレバー、チャージングハンドル、ボルトハンドルなどとも呼ばれる。
 銃に弾を装填(チャージング)し、同時にコッキングと排莢を行う。
 ボルトが銃内部に組み込まれている銃において備えられる。

 ボルトアクション銃の時代からボルトにハンドルが直付けされたものが基本だが、自動銃ではボルト重量が増えることで反動が増大するため、ボルトとコッキングハンドルが独立したものもある。独立式のデメリットはボルトの押し込みを人力で行えないため、不完全閉鎖時に人力で押し込んで閉鎖することが出来ないことである*1。ハンドル独立式のM16はA1以降陸軍の要請で「ボルトフォワードアシスト」が取り付けられており、独立式ながらボルトの人力閉鎖が可能である。

 ハンドル配置はボルトアクション銃ではボルト後端に取り付けられており、右手でサイクルを行いやすくなっているものが殆どである。自動銃では様々で、シンプルに右側の排莢口から出ているもの(AKシリーズL85等)、左右から操作しやすい上側(64式小銃FAMAS等)やストック付け根付近(M16/AR15シリーズ)、フォアハンドの左手で操作しやすい排莢口反対側(ガリルACE等)やハンドガード付近(HK G3等)と存在している。

 ポンプアクション式の銃ではスライドするフォアエンドがコッキングハンドルの役割を果たしている。
 


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  • 作成者です。もし管理者様が見ていらっしゃったら名前を間違えてしまったのでページ名を「コッキングハンドル」にしていただけると幸いです -- 2021-01-23 (土) 03:00:01
  • ページ名を変更しておきました -- 2021-01-23 (土) 06:17:53
  • すみません。ありがとうございました。 -作成者 -- 2021-01-23 (土) 12:48:07
お名前:

*1 ただし人力で押し込んだ閉鎖は機械的に無理に行っているためリスクが伴う

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