モデル | 全長(銃床縮小/展開) | 重量 | 銃身長 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
MSMC | 500mm / 700mm | 2.98kg | 300mm | 5.56×30 MINSAS | 30+1 | インド |
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MSMC(Modern Sub Machine Carbine)はインドのARDE(Armament Research and Development Establishment)によって2006年に設計されたPDW/短機関銃である。製造はOFT(Ordnance Factory Tiruchirappalli)が行っている。
MSMCはINSAS(インド軍で採用されている突撃銃)を基にして開発されたとされている。元々INSASにはカービンバージョンが用意されるはずだったが、強度不足などの問題が取り沙汰され断念されることとなった。とはいえ依然インドの治安部隊への装備は求められていたため、INSASを基にして大幅な改良を加えたMSMCの開発でそれに答えることとなった。
外見的な特徴としてはMP7やSR2M、UZIのようなグリップ内に弾倉を備えたスタイルで、伸縮式のストックが備えられている。昨今の銃のトレンドに漏れずアンビ化が意識されており、トリガーのすぐ上に位置するセレクターは両側から操作でき、レバーは左右の入れ替えが可能。なおレバーは発射と同時には動作しない。ピカティニーレールも備えられており、オプティカルサイト等の装備も出来る。大型のガードがついたグリップとハンドガードはポリマー製となっているが基本的に部品はほとんどがプレス加工で作られている。得意な設計点としてレシーバー前方、バレル上部にバヨネットラグが備えられていることがある。ちなみにラグ上部にもレールがついている。アッパーレシーバーはAKによく似ているが、ヒンジで留められており展開は出来ない。マガジンはプレス式、30発入りで若干湾曲した形状をしている。
内部メカニズムは突撃銃時代からほとんど変わってないようでガスオペレーション方式、ロータリーロッキングボルトを備えており、トリガーメカニズムもグリップの移動に伴いバーを介して後部の発射機構と連結している。またガス導入穴閉鎖レバーも残っている。これは元々INSASにおけるライフルグレネードを使うための装備だったようだが、MSMCにはライフルグレネード発射機能はない模様。
使用弾薬はかつてコルトがMARSという小型突撃銃システムに用いるために開発した5.56×30MARSから開発した(とされる)5.56×30mmMINSASである。他のPDW用銃弾の様に拳銃サイズから発射するのには向いていないが、精度・初速共に良好で防弾チョッキに対する攻撃力も高く、2〜300メートルにおいてその威力を発揮できる。
インド軍での試験では少々問題が生じていたようで遅れが生じていたようだが、特殊部隊に(おそらく試験的に)少数が導入されている。主な競争相手はTAR21がある。この銃はあまりこれまで小火器開発が活発に見えなかったインドが独自開発したPDW(若しくは短機関銃)ということもあり否定的、肯定的に関わらずそれなりの注目が集まっているようだ。まずはインド軍での大量採用が決まるか否かだろう。先駆者達も苦戦する国際市場を相手にするには少々難しそうだが。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
コール オブ デューティ: ブラックオプスII | − | − | 項目参照 |
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