モデル | 全長 | 銃身長(カービン/基本モデル) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 連射速度 | 発射形式 | 製造国 |
MSBS-K | 980mm | 256/406mm | 3.7kg | 5.56mm×45 7.62mm×51 | 30 | 700〜750発/分 | S/F | ポーランド |
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MSBS-B | 720mm | 256/406mm | 3.4kg |
MSBS(Modulowy System Broni Strzeleckiej:モジュラー火器システム)ライフルはポーランドにおいて同国陸軍の次世代ライフルとして2007年から開発中の突撃銃。愛称はラドン(Radon)。開発はワルシャワのWAT(軍事技術アカデミー)とFBラドム社*1が合同で行っている。モジュラーウェポンとして開発が進められており、アッパーレシーバーを共通とした一般的なライフル形態とブルパップ形態といった2つのバリアントを中心に、短機関銃や狙撃銃、軽機関銃へ改造出来るようになることが狙いとされている。
外装や操作系のデザインは明らかに同国のポーランド軍特殊部隊GROMも調達試験していたACRに強い影響を受けており、多くの点が共通している。ライフル自体はACRの採用以前から、AKベースの制式小銃「Wz.96 ベリル」のブルパップモデルとして開発が進められていたもので、機関部などの根本的な構造はこれを発展させたものである。
作動方式はショートストロークのガスピストンを用いたガス圧利用方式で、手動のレギュレーターも備えられている。アッパーレシーバーはアルミ合金製で、ストックやグリップ部などは樹脂製となっている。エジェクションポートは移動可能で、チャージングハンドルも元より両側に装備されている。ピカティニーレールやSTANAGマガジンも使用されており、旧西側諸国の銃器との互換性もある。
先述どおり、MSBSライフルはモジュラーウェポンとして開発されており、パーツの組み換えによって様々なバリアントが使用できる事を狙って開発が行われている。基本となるのが5.56mm×45弾を用いる一般的ライフル形態のK(Klasyczny:クラシック)タイプとブルパップ形態のB(Bezkolbowy:ブルパップ)タイプで、この2つを中心にヘビーバレルを装備した機関銃タイプや高精度バレルと2ステージトリガーを装備したマークスマンライフルタイプ、256mmの銃身を装備したカービンタイプやグレネードランチャー装備タイプ等が開発されている。7.62mm×51弾を使用するタイプも開発が進められており、これにおいてはバトルライフルタイプやマークスマンライフルタイプ等が考案されている。また、これらの他にもポーランド軍の儀礼部隊向けにブランク弾薬を使用するRタイプも開発されている。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
コール オブ デューティ: ゴースト | − | − | 項目参照 |
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