ウィンター・ウォー 〜厳寒の攻防戦〜 / Talvisota(英題:The Winter War)

1989年、フィンランド映画
監督:ペッカ・パリッカ

 冬戦争を描いた戦争映画。原題の『Talvisota』もフィンランド語で「冬戦争」。原作はフィンランドの作家アンティ・トゥーリの同名小説。冬戦争といえばスキー部隊だが、本作は塹壕での防御戦が主でスキー部隊は登場しない。戦争映画としてはソ連軍のT-26戦車・I-16戦闘機・SB爆撃機が登場するのも見所。

 なお本作には複数のバージョンが存在する。
 ・1989年にフィンランドで劇場公開されたオリジナル版(195分)
 ・その後テレビで全5回に分けて放送されたTVシリーズ版(計265分)
 ・アメリカで映像ソフトとして販売されたアメリカ版(125分)
 現在日本で販売されている映像ソフトは最も短い125分版である。

※下記の一覧には日本版映像ソフトには登場しない銃器も含まれる。

使用者銃器名備考
マルティ・ハカラFI M/28-30
USSR SVT-38敵の物・銃剣付き
拾う際に暴発
パーヴォ・ハカラFI M/28-30
モシンナガン*1アーティの銃
DE M17柄付手榴弾
カントラ少尉*2ティッカコスキ スオミKP/-31ドラムマガジン
FI M/28-30
USSR トカレフ
モシンナガン敵のものを回収する
USSR DP
エルキラモシンナガン
FI M/28-30パーヴォの銃
USSR SVT-38ボルトアクションのように手動で操作
USSR SVT-40背負っているだけ
DE M17柄付手榴弾
ペンティモシンナガン
USSR SVT-40敵のものを奪う
ボルトアクションのように手動で操作
USSR モシンナガンM1891/30着剣した敵のものを使用
モロトフ・カクテル対戦車用の火炎瓶
ソンピ伍長ティッカコスキ スオミKP/-31ドラムマガジン
USSR モシンナガンM1891/30敵のもの
ボルトを抜きとる
アートスモシンナガン
ロシア帝国 ナガンM1895敵の物を拾う
発砲なし
DE M17柄付手榴弾
ユッシ衛生伍長モシンナガン
ティッカコスキ スオミKP/-31ソンピのもの
アルヴィモシンナガン
コルペラ伍長*3ティッカコスキ スオミKP/-31ドラムマガジン
USSR DP
マッティVKT ラハティ=サロランタM/26
USSR DP敵の物を拾う
発砲なし
イリFI M/28-30発砲なし
マウリモシンナガン
エイノ
アーティ
ユティラ曹長モシンナガン発砲なし
中尉DE M/23機関部は作動しない
ラウリア中佐*4マウザー C96モデル不明・発砲なし
ホルスターストック?で携行
フィンランド陸軍兵士モシンナガン
USSR モシンナガンM1891/30
ティッカコスキ スオミKP/-31ドラムマガジン
USSR DP
マキシム機関銃
ボフォース 37 PstK/3637mm対戦車砲
DE M17柄付手榴弾
FI M/32卵型手榴弾未使用
ソビエト赤軍兵士モシンナガン突撃の際は着剣
USSR モシンナガンM1891/30着剣
USSR SVT-40ペンティに奪われる
USSR DP
USSR RGD-33柄付手榴弾

コメントはありません。 Comments/ウィンター・ウォー 〜厳寒の攻防戦〜?

お名前:

*1 本項ではロシア製M1891及びフィンランド製M/91、M/24のいずれかのこと
*2 日本語字幕は「曹長」と誤訳
*3 日本語字幕は「曹長」と誤訳
*4 日本語字幕は「大佐」と誤訳

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS