全長(折畳時) | 重量(弾倉含まず) | 口径 | 装弾数 | 連射速度 | 発射形式 | 製造国 |
605(383)mm | 2.1kg | 9mm×39 SP 6 | 20 | 600〜800発/分 | S/F | ロシア |
ロシア連邦のトゥーラ州にあるKBP開発局で設計された、コンパクトタイプの突撃銃。使用する9mm×39弾は、特殊狙撃銃VSSとともに設計された大口径低速(亜音速)弾で、弾体飛翔中の減音効率と殺傷力を両立させた特殊な弾薬である。このため、9A-91もサプレッサー装着時の減音効果が極めて高い。
内部機構はAK47などに見られるようなロングストローク-ガスピストン方式のガスオペレーション、銃本体もわずかにフォアエンドとグリップのみがポリマー製であるだけで、「ロシアらしい」簡素でシンプルな構造を持つ銃となっている。
9A-91は元々「A91」という新しいコンパクト・ウェポンの一バリエーションで、軍の後方部隊向けの自衛用火器、いわゆるPDWとして開発が進められていた。
当時7.62mm×39弾、5.45mm×39弾、5.56mm×45弾、そして9mm×39弾の各モデルが予定されていたが、この内9mm×39モデルのみが選択され、1994年にトゥーラ造兵廠で小規模ながら生産が行われた。限定的ではあったが、MVD(ロシア内務省)やロシア警察向けの安価なコンパクト突撃銃として配備するためである。輸出向けモデルも用意されていたと言われるが、結局、他国への輸出は成功しなかったようだ。
KBPでは、この9A-91をもとに「VSK-94」という狙撃銃モデルが開発されている。同国のVSSの対抗馬として、より安価な火器として設計されており、銃身一体のサイレンサーとストック?を備えたフォルムもVSSと酷似し、同様の特殊作戦用消音ライフルとなっている。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
バトルフィールド? | − | − | 項目参照 |
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