全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射速度 | 発射形式 | 製造国 |
750mm | 3.4kg | 4.7mm×33 | 45/50*2 | F:640発/分 バースト:2000発/分 | S/F/3 | ドイツ |
H&K社が1989年に開発したブルパップ式の次世代突撃銃。
本銃の最大の特徴は、ダイナマイト・ノーベル社が開発した「ケースレス弾」を使用することである。従来の銃弾が「弾丸+発射薬+薬莢」で構成されているのに対し、ケースレス弾は圧縮した固形火薬が薬莢を兼ねており、「弾丸+発射薬」となっている。当時、戦車砲では発射後に薬莢が残らない、ケースレスもしくは可燃性薬莢の砲弾が実用化されつつあり、このアイデアを小銃弾に持ち込んだともいえる(戦車砲の場合、狭い車内に薬莢が散らばらないため、ケースレス弾のメリットは大きい)。
これにより、同じ重量でも携行できる弾数が大幅に増加し、弾薬の製造に真鍮を使用する必要が無い為、コストダウンも図る事も可能とされた。また、この弾薬は射撃時に薬莢をばらまく事がないという特性上、加熱した薬莢による味方の火傷や転倒を防ぎ、かつブルパップタイプでありながら射手の利き腕を選ばないというメリットも生み出している。さらに、排莢のプロセスと機構をそっくり省略できるため、理論上は毎分2千発という高発射速により、反動が発生する前にバースト射撃ができたりと、正に驚異のライフルとなるはずだった。
しかし実際に使用してみると通常弾よりコストが高い、火薬が剥き出しなので湿気に弱い、薬室が過熱状態だと装填直後に発火する危険性がある、弾倉が異様に長いため携行に向かない――と酷評された。現在はこれらの問題の解消を試みたモデルが存在しているが、未だ信頼性は低い。
ちなみに、ケースレス弾の弾倉は、FN社製のP90?のように銃身の上に平行に配されており、前部から装着する仕組みとなっている。
西ドイツ陸軍はG3の後継として本銃の完成を待ち望んでいたが、あまりの使い勝手の悪さと、冷戦終結による予算削減のあおりを受けたため、一部の部隊に配備されたのみにとどまり、その他の部隊は代用品として急遽開発されたG36へと更新している。また、4.7mm×33ケースレス弾も普及する気配を見せず、弾道力学の研究データだけがMP7?の4.6mm×30弾へと受け継がれている。*1
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Chaser(CAULDRON社開発のFPSです) | ゲーム | ジョン・チェイサー | − |
DARKER THAN BLACK | − | − | 項目参照 |
DEEP FEAR | − | − | 項目参照 |
ミスタークリス | − | − | 項目参照 |
the EDGE | − | − | 項目参照 |
仮面ライダーSPIRITS | 漫画 | バダン兵士 | − |
ゴルゴ13 | − | − | 項目参照 |
新世紀エヴァンゲリオン | − | − | 項目参照 |
デビル17 | − | − | 項目参照 |
デモリションマン | − | − | 項目参照 |
迷彩君 | − | − | 項目参照 |
女神転生 | − | − | 項目参照 |
メタルギアソリッド ピースウォーカー | − | − | 項目参照 |
メタルマックス 火炎水晶 | − | − | 項目参照 |
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