その名の通り、様々な用途で扱えるよう設計された軽機関銃である。
個人で携行し、歩兵部隊に追従して機動的に運用できるよう、最大10kg程度の重量に抑えられている一方、三脚で据え付けて拠点防衛用の重機関銃や車輛や航空機の固定/旋回機関銃としても十分な火力を発揮するべく、ベルトリンク給弾式として高い持続射撃能力を有するのが特徴である。
当時使用されていたブローニング.30calやヴィッカース、ベサ機関銃などの中量級機関銃を置き換えるべく開発されたことと、またこれらの使用弾薬であった7.62mmクラスのフルサイズ弾は、開発当時の1950年代には未だ主力小銃弾であったことから、使用弾薬はそれらが引き継がれた。
主力歩兵銃が5.56mmなどの中間弾薬を用いる突撃銃に移行し、それらと弾薬を同じくする分隊支援火器としての性格が強い軽機関銃が開発されてからも、旧来の中量級機関銃が担っていた任を負うべく、継続して使用されている。
戦間期から第二次世界大戦にかけてドイツで開発されたMG34やMG42を祖とし、サコー M60を始めとして、FN MAG、PKMなどが代表格。
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