USSR LPO-50 / СССР ЛПО-50 【火炎放射器】 †
LPO-50は、ソビエト連邦が開発した歩兵携帯用の火炎放射器である。LPO(ЛПО)とはЛёгкий пехотный огнемёт(歩兵用軽火炎放射器)の略。3.3リットルの燃料タンク3本を使用し、1分間に3回の放射(放射時間は約2〜3秒)が可能である。 アフガニスタン紛争でソ連軍によって使用された際は、M2火炎放射器同様に射程の短さと射手の脆弱性をさらけ出してしまい、ロケット発射式の各種焼夷弾開発の契機となった。 後に中国軍にも58式火炎放射器として採用されてベトナム戦争や中印国境紛争で実戦運用されて以降、軽量化すると共に標高の高い山岳地域で放射した燃焼剤が冷えて失火しないよう改良した74式軽型噴火器や02式軽型噴火器が中国軍や武装警察で現役となっている。
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