アエロスパシアル エリクス / Aerospatiale Eryx 【対戦車誘導弾】 †
1988年にフランス(弾頭、射出器担当)とカナダ(電装、シミュレータ担当)が共同開発した、個人携行可能な重SRAW(Short Range Anti-Armor Weapon:近距離対装甲車火器)。開発当初はACCP(Anti-Char Courte Portee:意味はSRAWと同じ)だったが、後にエリクス(Eryx)に名称変更された。 塹壕の敵や装甲車両の撃破を目的に作られ、対50〜600m内の範囲なら装備された光学照準器で目標をターゲットし続ける事で、発射後でも射出器と弾頭を繋いだワイヤーによる誘導が可能。オプションとして三脚や、カナダのTCO社が開発した夜間用の赤外線カメラを装着可能。ただしフル装備にすると30kgを超え、とても個人で運用できる代物ではなくなるので、複数人での運用ないし車載用として使用されている。 1994年にカナダ軍とフランス軍で導入されるを皮切りにマレーシア、ノルウェーでの導入も確認されている。また1999年にはトルコへの大量受注にも成功したが、諸々の事情で2004年にキャンセルされたため、今でも揉めている。
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