全長(伸長時) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 発射速度 | 製造国 |
523(693)mm | 3.4kg | 9mm×19 | 25/32/40 | S/F | 650発/分 | アルゼンチン |
アルゼンチンの小火器メーカーであるFMAP*1「ドミンゴ・マシュー」が開発・製造を行っていた短機関銃。1974年に完成し、1990年代に生産終了するまで30,000挺ほどが生産されている。
FMAP"DM"が生産していたPAM-1とPAM-2(M3サブマシンガンの使用弾薬を9mm×19弾仕様に変更したモデル)とアルコンM.L.63(アルゼンチンのアルコン社が独自に開発した短機関銃)を更新する目的で開発された。
これまでの短機関銃で培った技術を元にオープンボルト方式とプレス加工を採用した設計であり、更に他国で採用されて実績のあるテレスコピック・ボルトを導入することでシンプルかつ軍用らしい無骨な銃に仕上がっている。この銃はM3譲りの伸縮式ストックを備えるFMK-3とプラスチック製の固定式ストックを備えるFMK-4に分類され、かつては民間向けにはフルオート機能をオミットしたFMK-5も生産されていたが、現在は現地の銃規制の影響で年々数を減らしている様子。特殊作戦用にサプレッサーを装着可能としたモデルも存在が確認されている。
その飾らない設計による信頼性、必要充分な性能、アルゼンチン軍の財政状況等が重なりフォークランド戦争から現代に至るまで現役である。エルサルバドルなどの南米諸国に対して輸出も行われ、やはり各地域で実戦に投入された。中には密輸されてユーゴスラビア内戦に投入された物もあったようだ。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
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