タイプ | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
アンダーバレル装着時 | 419mm | 1.22kg | 12ゲージ | 5 | アメリカ |
スタンドアローン | 610mm(銃床伸長せず) | 1.90kg |
アメリカ軍の主力突撃銃、M16/M4シリーズのアンダーバレル・アタッチメントとして開発された散弾銃。
1990年代後半、アメリカ陸軍兵士戦闘研究所(Soldier Battle Laboratory)にはM16やM4のアンダーバレル部に軽量な武器を取り付け、特殊スラッグ弾を用いたドアブリーチやバックショット弾を用いた近接戦闘、催涙弾等の非殺傷弾の使用を可能にして兵士の能力を拡張するという構想があった。なお、このアイデアの元となった1980年代のオリジナル案からはナイツ・アーマメント社のレミントン M870を使用したマスターキー・システムが誕生している。
銃の設計はダットサイトの製造で有名なC-MORE社が担当した。
M26はマスターキーの基本概念を改良し設計され、弾倉は着脱式とされた。これは素早いリロードと使用する弾薬の変更を容易にするためである。
排莢・次弾装填に用いるボルトハンドルは比較的大きく作られ、楽に操作できるようになっている。このボルトハンドルは左右どちらにでも取り付けができる。
当初の要求通り、殺傷/非殺傷弾とドアブリーチ用弾薬が使用可能。
アンダーマウント用として開発された本銃だが、テレスコピックストックとピストルグリップ、ハンドガードのアタッチメントを装着すればM26のみのスタンドアローンスタイルで運用できる。オープンサイトの類は備えていないが、上部はピカティニーレールとなっているので光学照準器の取り付けも可能である。
試作時の名称XM26 LSS(Lightweight Shotgun System)は後にXナンバーが取れ、制式名称のM26 MASSとなった。製造はVertu Corporation社が行っている。
2003年に少数がアフガニスタンに展開したアメリカ軍兵士に装備され、その後2008年5月に陸軍は3万5000挺の導入を発表している。
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