全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 連射速度 | 製造国 |
1,066mm | 6.48kg | .30-06 (7.62x63mm) | 20 | S/F | 300〜900発/分 可変式 | アメリカ |
アメリカのマーヴィン・ジョンソンによって開発された、ショートリコイル・回転閉鎖式の軽機関銃。同時期に開発されたジョンソン自動小銃を元に作られており、多くのコンポーネントを流用することができた。
銃身の冷却はバレルジャケットによる空冷式で、フォアエンドのピンを押すだけで、簡単に銃身を取り外し・交換をすることができた。バット・ストックまで伸びるリコイル・スプリングは、テンションの調整が可能で、発射速度を変更することができた。
標準的なバイポットを備え、当時としては先進的なストレートストックとあわせ、命中精度も良好だった。
給弾は20連発のシングル・カーラム(単列)のバナナ形ボックス・マガジンによる。珍しいことにこのマガジンにはマガジン・リップが付いておらず、かわりにマガジン・ハウジングに差し込むと、自動的に開放されるストッパーが内蔵されていた。さらに珍しいことにマガジンへの弾薬装填には、M1903用のストリッパー・クリップを補助に使うことができた。
マガジンの挿入はレシーバー左側から水平に差し込まれた。ボックス・マガジンによる水平給弾は、重心の変化などで不都合なことが多いが、現場では味方が装填の補助をしやすいということで、好評だったようである。
撃発は、セミオート時はクローズドボルトで、フルオート時はオープンボルトで行うという、FG42に似た特徴を持っている。
後に改良型として「M1944」が作られた。これは木製のストックを2本の鋼管を組み合わせた金属製に変更し、支持脚をバーチカル・グリップを兼ねたモノポッドへと変更したモデルである。
ジョンソン軽機関銃は、当時アメリカ陸軍で使用されていたBARよりも優れた要素を備えており、開発者のジョンソン氏もBARに取って代って軍に採用されることを意図していたが、諸々の事情により最後まで軍の正式採用を受けることはなかった。*1
戦後は一部がイスラエルの手に渡ったようで、本銃を元にしたドロール軽機関銃が開発された。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
メダル オブ オナー パシフィックアサルト | − | − | 項目参照 |
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