弾倉を備えずに一回の発射ごとに手動で弾丸を薬室に装填する銃、またはその構造のこと。日本語では単発式とも。
連発式の銃火器の登場以前は一般的な方式であったが、本項目では連発式の銃火器の登場以後も開発されたものについて述べる。
単発式の銃火器は、排莢や次弾装填のためのメカニズムが不要であるため、連発式の銃火器に比べて安価かつ軽量・堅牢にできる利点がある。
このため連発機構が普及した20世紀以降でも、ワルサー カンプピストルやトンプソン/センターのコンテンダーのような、次弾の装填を素早く行う必要のない、競技銃、狩猟銃、信号銃などで見られる。
軍用としても大口径の対物狙撃銃や、グレネードランチャー・ロケットランチャーの類も登場以来現在でも多くは単発式である。
趣味の分野では軽量さや安価さはより重視されるため、散弾銃や小銃にも多く単発式の製品が存在する。それらの弾丸を用いる大口径拳銃もハンドガン・ハンティングや競技シューティングの分野で使用されている。
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