全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
254mm | 1130g | 5mm Bergmann 6.5mm Bergmann 8mm×22 Bergmann | 5 | ドイツ |
M1896は、ドイツ人企業家のテオドール・ベルグマンが設計した自動拳銃である。ボーチャードピストルやC96同様、19世紀、自動拳銃の黎明期に登場した。
元々はドイツ人設計技師であるルイス・シュマイザー(ヒューゴ・シュマイザーの父親)の協力を得て1894年に開発した試作型「M1894」がベースで、ベルグマン自身が設計・販売を行った最初のモデルが「M1896」になる。
C96同様、トリガー前方の固定式弾倉・クリップ装填方式を採用している。ただし、弾倉はカバーに覆われており、装填の際はカバーを開いて下側からクリップを入れる必要がある。
初期の弾薬は薬莢底部に溝が無い設計で、ジャム防止策として先細りの形状をしていた(強いテーパーがかかっている)*1。これは銃本体にエキストラクターが付いていないための措置だったが、後期型ではエキストラクターが付いて、薬莢底部にも溝が設けられるようになった。
M1896は、同時期に登場したC96ほど大きな成功を収めることはなかった。どちらかと言うと、ベルグマンは自動拳銃の分野よりも、後に設計した短機関銃のMP18で有名である。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
100万ドルの血斗 | 映画 | マイケル・マッカンドレス | − |
ブラック・シーザー | 映画 | 殺し屋 | − |
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