GPMG(汎用機関銃)はその名の通り、様々な用途で扱えるよう設計された機関銃である。個人で携行可能とする運用上、重量やサイズ、使用弾薬は、軽機関銃に相当する火器に留められている。
多用途に使用できるよう、拡張性に若干の余裕がある。個人で携行し、歩兵部隊に追従して機動的に運用することはもちろん、三脚で据え付けて拠点防衛用の重機関銃として使用したり、車輛の銃架に固定して機銃としても使用できる。
通常、GPMGは7.62mm×51などのフルサイズ小銃弾が用いられる。軽・重機関銃のどちらとしても使え融通が利くが、中途半端ゆえに使い勝手が悪いともされる。個人で携行できるとは言っても、本体だけで概ね10kg前後となる重量は、移動しつづける歩兵部隊と行動を共にするには相当な負担となるため、後により軽便な分隊支援火器が開発されることとなる。
第二次世界大戦中、ドイツで開発されたMG34やMG42を祖とし、サコー M60を始めとして、FN MAG、PKMなどが代表格。
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