小銃を拳大の大きさに縮めた、携帯を目的とした小型火器の総称。威力の低い拳銃弾を用い、片手で発射できることが前提となっている。
他の火器と比べ安価で小さく、護身用としても市場で多く流通するため各銃器メーカーが最も力を入れる分野である。
先込め式に始まり、薬莢の発明、中折れ式を経て、回転式拳銃(Revolver)、自動拳銃(Pistol)の順で登場した。
現在は回転式拳銃と自動拳銃が一般的であるが、普段銃を使うことのない警察や民間では作動の信頼性から回転式拳銃を、軍や特殊部隊では装弾数を重視し自動拳銃を使用することが多い。
近年はベレッタ、シグ?、グロックに見られるような自動拳銃であり、ダブルカラムによる多弾倉で.38口径(9mmParabellum)弾使用の中型拳銃が好まれる傾向にあった。
しかしながら、麻薬中毒者による犯罪の増加やボディアーマーの普及により、警察機関では.45口径や.40口径等の大口径のストッピングパワー重視の物も米国を中心に多く使用されている。
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