アメリカ陸軍の軍備開発研究を行うピカティニー造兵廠が開発した、マウントレールの規格の一種。
アメリカ軍のMIL規格番号は「MIL-STD-1913」、NATOの標準規格であるSTANAGの規格番号は「STANAG 2324」。
レイル インターフェイス システムに代表されるようなモジュラーシステムに広く導入され、軍だけでなく銃器業界全体の規格(ピカティニー規格)として定着しつつある。
横幅が21.2mmで、ここに縦幅5.2mmの横溝(スロット)が10mm間隔で刻まれている。アタッチメント側の固定ネジや凸形状をスロットにはめ込むように装着し、そのまま締めこんで固定する。
スコープ、タクティカルライト、グリップを始め、対応した様々なアクセサリーを装着可能。
開発国のアメリカを始めとしてNATO各国の銃器に普及していったのを皮切りに、現代ではロシアや中国などの東側諸国や第三世界でも、さらにはアメリカと強く対立している反米国家の北朝鮮やイランなどでさえ採用しており全世界的に普及している。
ちなみに、本レールと同様の21.2mm幅をもつレール規格「ウィーバーレール」も存在する。ピカティニー規格のアクセサリーとある程度の互換性を持っているが、スロットの間隔が異なるため、スロットとのかみ合わせを2つ以上持つ場合はその限りではない。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照