US XM312 【重機関銃】

xm312
全長重量(銃本体)口径装弾数発射速度製造国
1560mm19kg12.7mm×99(ベルトリンク給弾)260発/分アメリカ合衆国

 耐用年数を迎えつつあるアメリカ軍のM2重機関銃の後継として、同国のゼネラルダイナミクス社で開発されていた.50口径重機関銃。米軍のOCSWプロジェクトで、25mm自動式擲弾発射器XM307ACSW」のバリエーションとして開発された。

 M2に比べ、20kg近い軽量化なされ、XM307とは大半の部品を共用する前提で同時に開発されたため、たった5個のパーツを交換するだけで、僅か数分で重機関銃から擲弾発射器へと(またその逆へと)組み変えることが可能になっている。しかし、2005年に行われたフィールドテストでは、制御性を確保するため設定された260発/分という非常に低レートな発射速度が問題となった。

 2008年には、同ゼネラルダイナミクス社のXM806が新たな.50口径重機関銃として開発がスタートし、XM312は開発中止となっている。とはいえ、そのXM806も、2013年度からの調達契約が決まっていたものの、2012年7月に計画中止が発表された。

登場作品ジャンル使用者備考
MAG項目参照
スプリンターセル カオスセオリー項目参照
バトルフィールド バッドカンパニー項目参照
バトルフィールド バッドカンパニー2項目参照

このページの画像はWikimedia Commonsから転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • デカすぎはしないけどな -- な!? 2013-07-11 (木) 03:16:05
  • 40mmオートマチックグレネードランチャーやTOWランチャーまで装備するハンビーに -- 2013-07-12 (金) 08:58:26
  • ・・・続き、M2が「デカすぎる」って事はないだろう -- 2013-07-12 (金) 08:59:53
  • 本当に低レートな事が問題点だったのか少し怪しく感じますね。問題が判明したのが2005年、XM806の開発は三年後。にもかかわらずXM806も発射レートほぼ同じですから。明らかに後発なのに「問題点」を放置とは考えづらいです。 -- 2014-11-15 (土) 03:22:01
  • いい加減 M2には飽きたんや〜 -- 2014-11-25 (火) 11:49:22
  • 現場の意見や問題点を放置して計画が進むなんてよくあること 米軍も人間が動かしてる官僚組織 過大評価しすぎだよ -- 2014-11-25 (火) 18:26:32
  • 米軍は官僚組織でも企業は違うぞ。売れるモノを作るためにノウハウを総動員して現場隊員が求めるものを作る。制圧射撃をするうえで12.7mmの過大な威力、銃声があれば発射レートはそこまで必要ないってことだろう。 -- 2016-07-13 (水) 14:17:37
  • >売れるモノを作るためにノウハウを総動員して現場隊員が求めるものを作る
    そりゃ不採用になるわ、市場の需要を読み違ってる
    重機関銃は対空射撃にも使うのに、300発/分足らずの発射速度なんてお話にならない
    通常版のM2すら遅いって言われてるのに -- 2017-06-30 (金) 11:13:50
  • この光景の重機=対空っていつの時代だよあんた…
    ドローン、百歩譲ってヘリ程度ならまだ良しとしても、まさか固定翼機(有人)に使うなんて思ってないよな? -- 2017-06-30 (金) 12:35:20
  • まぁ直接の不採用の原因ではないと思うが、軍というのは基本汎用性と信頼性を重視するからそういった機能がないのは困るぐらいは言うと思うけどね(IC計画の時も銃剣訓練廃止したのにバヨネットラグを要求してた) -- 2017-06-30 (金) 14:56:25
お名前:

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS