突撃銃(Assult Rifle)

 従来の小銃弾の弾身長を切りつめた、短小弾を使う自動小銃の総称。
 第一次大戦での戦訓から、それまでの小銃弾の長射程(最大射程1000m)を存分に使う機会が少なく、その半分の距離以下で交戦が行われる事が多い事が判明した。そこで弾を小型化させ射程を犠牲にする代わりに連射制御性と携行弾数を高めた物が突撃銃である。
 1930年代から研究開発が行われ、1940年代にはドイツのStg44や、アメリカのM1 カービンが実戦投入された。その後は、ソ連のAK47やアメリカのM16など、現在の主力歩兵火器となっており、近年ではブルパップ型や薬莢の要らないケースレス弾、歩兵同士の情報データリンク機能を持つ次世代銃の研究開発が進められている。

 なお突撃銃や自動小銃と、軽機関銃は共に連続発射が可能な銃だが、区別の指針として前者(突撃銃、自動小銃)が『連射“もできる”銃』に対して、後者(軽機関銃)は『連射“が前提の”銃』である事。前者は携帯性の高さを重視し銃身の厚みが無く交換も困難なため、長時間の連続発射には向いていない。


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS