第二次大戦中、主にロシアで行われたドイツをはじめとする枢軸軍とソ連軍との戦争。
1941年6月22日にドイツが不可侵条約を破棄してソビエト領に侵攻。一時はソ連の首都モスクワを陥落させる寸前まで追い込むが、ソビエト側の際限のない人的資源の投入とアメリカなどの軍需物量の大量援助により戦争は膠着状態に陥り長期戦となる。その後約3年間、一進一退の攻防が続くが、1944年6月には戦力を十分に整えたソビエト側が逆に攻勢を仕掛け、1945年4月にドイツの首都ベルリンを陥落させて戦争は終結した。
互いに呵責の無い報復の応酬で大戦中もっとも激戦が繰り広げられた地域であり、特にソビエト側の総死者数は2000万人とも3000万人(当時のソ連人口は約1億6000万人)とも云われている。
ドイツ側からは「東部戦線」。ソビエト側からは「大祖国戦争」とも呼ばれる。