モデル | 全長 | 重量(本体のみ) | 口径 | 連射速度 | 銃身 | 発射形式 | 製造国 |
M61A1 | 1827mm | 112kg | 20mm | 4000発/分 6000発/分 | 6 | F | アメリカ |
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M61A2 | 1827mm | 92kg | 20mm | 4000発/分 6600発/分 | 6 | ||
M197 | 2100mm | 60kg | 20mm | 2000発/分 3000発/分 | 3 |
ゼネラル・エレクトリック社が開発したガトリング砲。正式名称は「M61 20mmガトリング砲」で、「バルカン砲」は愛称。
1946年にアメリカ軍の依頼で航空機用機関砲として開発が開始され、1956年に完成。F-104、F-14、F-15、F/A-18などアメリカ軍主力戦闘機の機銃として使われた他、AC-130ガンシップや艦船の近距離迎撃システム(CIWS)に搭載されている。
6本の銃身を束ねた1本の円柱状の砲身を持ち、これをモーター等の動力によって回転させ、各々の薬室に弾薬を順次送り込み電気的に雷管へ点火を行う。これにより個々の銃身は発射時の負担を少なくさせながらも、秒間100発と云う通常では考えられない発射速度を誇る。M61はリンク式の給弾だったが、あまりにも高速な給弾のためにリンクの破損が相次いだため、M61A1ではコンベアを利用したリンクレスフィードとなった。
なお、M61A2は最新鋭戦闘機F-22用に開発されたタイプ。耐久性を若干犠牲にする代わりに、20kgの軽量化に成功している。
M61の元となったのは1862年にアメリカの医師リチャード・ガトリングにより発明された「ガトリング砲」である。これはクランクを手動で回すことによって連発するもので、発射速度は毎分100〜200発程度であったが、現代のような機関銃の無かった当時としては画期的な武器であった。その後、機関銃の登場により使用されなくなったガトリング砲を、航空機等の高速で運動する物体に命中させるために改良したのが、M61のような「現代のガトリング砲」である。
威力は申し分ないが大型であるため、銃身を3本に減らしたヘリ搭載用のM197や、小型簡略化し7.62mmx51弾を使用するM134など様々なバリエーションがある。
航空自衛隊と海上自衛隊では戦闘機や艦艇だけでなく、航空基地防空用にVADS(Vulcan Air Defense System)としても採用している。これは発射速度を3000〜1000発/分まで落としたM61に、レーダーや赤外線カメラ、射撃管制コンピュータと組み合わせた対空システムで、適切なリード射撃(移動する的までの距離を計算して未来位置に射撃し、命中させる射撃方法)が可能となっている。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Fate/Zero | 小説 | バーサーカー | F-15J戦闘機搭載のもの 途中ユニットごと機から外して使用 |
アームド・アサルト | − | − | 項目参照 |
沈黙の戦艦 | − | − | 項目参照 |
Op.ローズダスト | − | − | 項目参照 |
海猿 UMIZARU EVOLUTION | ドラマ | 池澤真樹 | 巡視船「ながれ」搭載火器 |
エースコンバット | − | − | 項目参照 |
オペレーション・フラッシュポイント | − | − | 項目参照 |
キノの旅 | − | − | 項目参照 |
攻殻機動隊 | − | − | 項目参照 |
ジオブリーダーズ | − | − | 項目参照 |
ジパング | − | − | 項目参照 |
戦闘妖精雪風 | 小説 | FAF戦闘知性体 基地防空システム | 戦闘知性体(AI)が自己判断で使用 |
ターミネーター | − | − | 項目参照 |
太陽の黙示録 | − | − | 項目参照 |
沈黙の戦艦 | − | − | 項目参照 |
バーチャコップ3 | ゲーム | ディノ・ファング | 最終ボス(ジョー・ファングが、遺伝子操作で恐竜と融合した姿) これを使用していたと思われる |
バトルフィールド? | − | − | 項目参照 |
亡国のイージス | − | − | 項目参照 |
魔法先生ネギま! | 漫画 | 田中さん | オリジナルの可能性あり |
ミスタークリス | − | − | 項目参照 |
メタルギアソリッド | − | − | 項目参照 |
ルパン三世 | − | − | 項目参照 |
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