全長 | 重量(銃本体) | 口径 | 装弾数 | 発射速度 | 製造国 |
1625mm | 25.5kg | 12.7mm×108 | (ベルトリンク給弾) | 650〜750発/分 | ロシア |
1991年、ソ連が崩壊し、ロシア連邦として再編された際、NSV重機関銃の生産拠点であったカザフがカザフスタンとして独立。そのためにNSV本体や保守部品などが供給できず、運用が維持できなくなってしまう。
そこで、ロシア連邦がデグチャレフ設計局に依頼し製造されたのがこのKord(Kovrovsky ORuzheiky Degtyarevty;Ковровские ОРужейники Дегтярёвцы)重機関銃である。
KordはNSVとの互換が前提なため、同じ基本設計として銃本体に射手が操作できるトリガーを備えておらず、用途ごとに用意された各種マウント側のトリガーコントロールで操作する仕組みとしている。これによって、NSV用の対空マウントや6T7トライポッドマウントに据え付けることができる。
歩兵用モデルは機械式トリガーで、三脚銃架にピストルグリップとスケルトンストック?がセットになったクレードルマウントに、射手が操作するトリガーバーを備える。車載用モデルは電気式トリガーで、銃架に据えた際に車両側に設けたトリガーで発火できる仕組みとしている。これらはNSVと同様の仕様である。
しかし、運用方法や外観はNSVと似ているものの、内部機構は大幅に変更され、またマズルブレーキを備え、反動はNSVより大幅に軽減されている。NSVや同クラスのブローニング M2と違い、射手がスリングに吊るして腰だめで立射できるほどで、上掲写真のような6T19と呼ばれる二脚付クレードルユニットに据えて、兵士一人がショルダーウェポンのように運用できるユニークな設計となっている。
1998年からロシア軍で制式採用され、NSV重機関銃と交代が進んでいる。
モデル | 用途 | 特徴 | 重量 |
6P49 | 車載用 | 6U37電気式トリガーを使用 | 25.5kg |
---|---|---|---|
6P50 | 歩兵用 | 機械式トリガーを使用 | 25.5kg |
6P51 | 同軸機銃用 | 6U37電気式トリガーを使用 | − |
6P57(6P50-1) | 歩兵用 | 6P50に6T19(ピストルグリップとスケルトンストック?、バイポッドを備えたマウントユニット)を取り付けたモデル。上掲写真のモデル | 32.5kg |
6P58(6P50-2) | 舟艇・陣地用 | 6P57を6U16銃架に据えたモデル。 | 60kg |
6P59(6P50-3) | 舟艇・陣地用 | 6P58の6U16銃架に支柱を取り付けたモデル。 | 80kg |
6P60 | 歩兵用 | 6P57を6T20三脚に据えたモデル | 50.5kg |
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
MAG | − | − | 項目参照 |
アームド・アサルト | − | − | 項目参照 |
ストームゲート | 映画 | ゴルシュコフ ロシア軍兵士 | − |
謎の沈没船を追え! | 小説 | ロシア軍兵士 | − |
バトルフィールド 3 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド 4 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド バッドカンパニー | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド バッドカンパニー2 | − | − | 項目参照 |
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照