全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射形式 | 製造国 |
245mm | 1.45kg | 26.6mm | 1 | S | ドイツ |
1930年代、ドイツのワルサー社は26.6mm信号銃*1を開発しドイツ陸軍に納入していたが、戦場では信号銃として以外にも、大口径なのを幸いに銃口に手榴弾を取り付け、即興の榴弾投擲用の拳銃として使用していた。それを知ったドイツ陸軍は、この信号銃にあらかじめ榴弾を発射可能な様に作り替える事を要求。そこで製造元のワルサー社は滑空式の銃身にライフリングを入れ、専用の小型榴弾投擲銃として開発した。これが「カンプピストル(kampf pistole:戦闘拳銃)」である。
開発当初は小型榴弾しか使用できなかったカンプピストルだが、後に成形炸薬が実用化されるとこれに対応。その結果、軽装甲程度の車両なら破壊可能なほどの威力を持つようになり、携帯用の対装甲兵器として歩兵に重宝された。しかし威力が高まるにつれ、保持が困難になるほど射撃時の反動が強くなったため、折り畳み可能なストックや遠距離射撃用の照準機*2を追加した物も作られ、こちらは「シュツルムピストル(Sturm pistole:突撃拳銃)」と呼ばれている。
なおカンプピストルは、外見上は元となった信号銃と酷似しているため、銃身左に「Z」の文字を刻印して区別していた。それゆえ「Zピストル」とも呼ばれる。
形状 | 説明 |
原型となった2.7cm信号拳銃*3、その口径を生かし即興で手榴弾を発射した。 | |
ライヒトピストーレから発展した対戦車拳銃、 実際には対戦車榴弾以外にも原型銃とは違うタイプの信号弾も発射できた。 | |
カンプピストーレから発展した強化版の対戦車拳銃、 強化された威力に対してストックと照準器を追加して対応した。 |
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
エクスドライバー | アニメ | 榊野 理沙 | 特殊弾頭(粘着弾?) |
遠藤 ローナ | |||
菅野 走一 | |||
カンプグルッペZbv | 漫画 | ブルクハイト中尉 | − |
銃夢 | 漫画 | ナックルヘッド | − |
ガリィ | |||
機動警察パトレイバー | − | − | 項目参照 |
クロスファイア | 漫画 | ハインケル・ウーフー | ストック装着 |
ケルベロス 地獄の番犬 | − | − | 項目参照 |
ゴルゴ13 | − | − | 項目参照 |
ジェネックス・コップ | 映画 | 襲撃者 | 前半のカーチェイスで使用 |
ジオブリーダーズ | − | − | 項目参照 |
人狼 JIN-ROH | − | − | 項目参照 |
鋼の錬金術師 | − | − | 項目参照 |
メタルギアソリッド ピースウォーカー | − | − | 項目参照 |
メタルサーガ | − | − | 項目参照 |
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