フリージア 

連載:2001〜
作:松本次郎

 松本次郎作の漫画、あるいは2006年に公開された同漫画を原作とした実写映画。凶悪犯罪の被害者遺族が加害者に復讐できる『敵討ち法』という法律があり、そのルールに基づいて近代的な日本社会にて白昼堂々銃撃戦が繰り広げられる異常な世界を舞台としながら、登場人物達の心理情景を掘り下げていくストーリー。

 主人公叶ヒロシの異常なパーソナリティが目立つが、合法的な殺し合いで「代理人」と「警護人」というビジネスが成立していたり、金の無い対象者の知り合いが警護人を務めたり、民間人の不必要な犠牲を防ぐために使用可能な弾薬がマガジン一つ分に限られているなどの設定があり、「日本で銃撃戦が行われる」設定のリアリティを増している。

漫画版

使用者銃器名備考
ヒロシベレッタ M92F
山田
金子
飯島
溝口コルト ガバメント
対象者側ベレッタ M92F杉山他多数に支給
広川はコルト ガバメントとの二挺拳銃
コルト ガバメントトシオ他多数に支給
広川はベレッタ M92との二挺拳銃
スタームルガー セキュリティシックス水谷と彼の友人に支給
シグザウアー P226?山田と交戦した対象者に支給
シグザウアー P220?45口径タイプ、ヒサエに支給
民兵USSR AK47

映画版

監督:熊切 和嘉
主演:玉山 鉄二

 設定やキャラクターの性格の変更などによって原作最大の特色である「狂った日常」的な雰囲気が損なわれており、原作の映画化としてはいくらか問題があるが、ガンアクション映画としてみると、邦画では珍しく銃捌きに気を遣っており(プロの執行代理人や元軍人のトシオは訓練された動き、素人の対象者は無様な構え方や二挺拳銃をする)、ガンアクション自体も手持ちなどのカメラワークによって見ごたえのあるものに仕上がっている。

使用者名銃器名備考
叶 ヒロシシグザウアー P226?
岩崎 トシオベレッタ M92F
溝口SW M686
レミントン M31
山田グロック 19
ヒグチ マリコグロック 17発砲無し
対象者コルト ガバメント
グロック 19
二挺拳銃
対象者の妻グロック 19夫に渡す
隅川コルト ガバメント発砲無し
広川コルト ガバメント
ベレッタ M92F INOX
二挺拳銃
幽霊ベレッタ M92F INOX対象者らに譲り、ナイフで武装
始末班コルト ガバメント対象者達に支給されるものとは別タイプ
サイレンサー装着
政府軍兵士シグ SG552発砲無し

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 新たにページを登録したら、「コメント欄」を設けるのは基本ですよ。 -- 2008-02-01 (金) 09:17:10
  • すいません。それと改訂した方ありがとうございます -- 2008-02-01 (金) 10:46:10
  • 金子と飯島が使っていたのはベレッタでした、すみません。それとヒサエのシグが45口径というのは、寺島のコルトガバメントの弾を流用しているからです。 -- 2008-02-01 (金) 19:04:54
  • 冒頭が少しWikipedia臭かったので、修正。 -- 2008-02-12 (火) 03:18:55
  • AK47・FNハイパワー・HKMP5・グロック19ですがそれぞれの項目に作品名がありませんでした。 -- 2024-02-07 (水) 06:55:46
  • リンクを貼っておきました。 -- 2024-02-07 (水) 08:50:02
  • ↑ありがとうございます。 -- 2024-02-07 (水) 21:33:58
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