全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
1080mm | 3.40kg | .223 Winchester .30-06 Springfield 等 | 5+1 | 日本 |
豊和M1500(ほうわ-)は、日本の豊和工業が開発したボルトアクション方式のライフルである。狩猟用の銃として国内および海外で販売されるほか、日本の警察庁ではSATなどで狙撃銃としてヴァーミントモデルが採用されている。海外向けにはHowa Model 1500 Rifleの名称で販売している。
かつて製造していた狩猟用ライフル「ゴールデンベア」をフルモデルチェンジしたもので、設計の際には、豊和工業がOEM製造をしていたウェザビー MkVライフルを参考としており、現在、国産では唯一の大口径ボルトアクションライフルであり、豊和工業を代表するライフルとして日本のみならず世界各国で販売されている。
口径は22口径から30口径マグナムまで多数揃えられており、ユーザーの使用目的に応じて自由な選択ができるようになっている。なお、30-06以下の口径は「ショートアクション」、.300win mag以上の口径は「ロングアクション」となり機関部の全長が異なる仕様となっている。海外においては銃身・機関部のみの「バレルドアクション」の状態で他の銃器メーカーにOEM供給され、それぞれのメーカーの銃床を取り付け、他社のブランド名で販売されることが多い。ウェザビー社では『VANGUARD』という名称で販売されている。海外では比較的安価ながらも日本の工業製品らしく精巧・堅牢に作られている事が評価され、アフターパーツも販売されるなど、ある程度の人気がある。
引金は精密射撃を意識した2ステージ・トリガーが採用されている。安全装置は引金のみを固定する比較的初歩の形式であったが後にボルトロック機能を備えた3ポジションに変更された。装弾数は5発(マグナム口径は3発)であるが、箱型弾倉ではなく三八式歩兵銃と同様に、板バネとフロアプレートを用いた「マガジンフロアー」方式を採用している。こちらも初期型では障害物などにロック機構が触れるとフロアプレートが開いてしまう構造であったが改修された。海外で販売されるモデルでは5発または10発の着脱式箱弾倉に変更するオプションも用意されている。
コメントはありません。 Comments/豊和工業 M1500?