全長 | 銃身長 | 重量 | 口径 | 総弾数 | 製造国 |
195mm | 111mm | 860g | 9mm×19 | 9 | フランス |
MAC50またはMle1950(MAC Modèle 1950)は、1950年にフランスのシャテルロー造兵廠(MAC:Manufacture d'armes de Châtellerault)にて開発された自動拳銃である。生産は1956年から同造兵廠でスタートしたが、1961年から加わったサンテティエンヌ造兵廠に翌々年の1963年から全生産が引き継がれた。このため、サンテティエンヌ造兵廠の名から取られた「MAS50」と呼ばれることもある。1978年の生産終了まで約341,900挺が製造された。
それまでフランス軍で使用されていた先代のMle1935やMAS38短機関銃の7.65mmローン弾より強力な9mmパラベラム弾を採用しており、1950年にフランス軍に採用されて以降1970年代まで使用された。モロッコなどアフリカ諸国でも使用した国があった。
構造的には先代のMle1935を踏襲しており、1911とよく似たロックブリーチショートリコイル作動とリンク式ティルトバレルを用いている。トカレフに似たハンマーメカニズムのユニット化やシングルアクショントリガー、スライドのマニュアルセイフティなど整備性や操作性も同様だ。一方、より大口径の9mm弾に変更しながら、シングルカラムマガジンは一発増量されている。
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