レミントン M1858 / Remington Model 1858 【回転式拳銃】

レミントン ニューモデルアーミー
 
モデル全長重量口径装弾数製造国
アーミー337mm1270g.446アメリカ
ネイビー--.36

 1860年から1875年まで、アメリカのレミントン・アームズ社で製造され、南北戦争で活躍したシングルアクションパーカッションリボルバー。耐久性に優れ、素早いリロードが可能だったことから、当時の合衆国陸軍で余裕のある者は、支給されていたコルトアーミーよりも好んで本銃を手にした。
 西部劇をはじめとしてスクリーンの中でも活躍し、およそ150年を経た現在も、イタリア製のレプリカモデルが製造され、カウボーイシューティングなどで人気の拳銃となっている。

 コルトのパーカッションリボルバーは前後に分解可能であったが、レミントンのM1858は、シリンダーをまたぐトップストラップによって、銃身からフレームまでを一体とした堅牢なソリッドフレームを構成、優れた耐久性と精度を有していた。また、銃身下のローディングレバーを引き倒すだけで簡単にシリンダーを外すことができたため、弾薬を装填済みのスペアシリンダーを携帯しておけば、再装填も容易かつ迅速に行えた。
 また、シリンダーのニップルにセイフティスロットが彫られ、シリンダーがフル装填のままでも安全に携行することができた。当時、銃器の安全措置は、今と比べるとかなりお粗末なもので、レミントン・リボルバーのこの安全装置は、シンプルではあったが、かなり革新的なものだった。

 M1858には3段階のモデルがある。極初期の「レミントン・ビールス・リボルバー」、改良された「“オールドモデル”アーミー(&ネイビー)」、そして最もよく知られ、また最も多く生産された「“ニューモデル”アーミー(&ネイビー)」である。なお、M1858の名は、本銃の元となったフォーダイス・ビールス氏の設計が特許を取得した年に由来する。 
 また、1868年には、スミス&ウェッソンが開発した金属薬莢式の弾丸を使用可能にした、コンバージョンモデルが登場している。

登場作品ジャンル使用者備考
風と共に去りぬ映画
続・夕陽のガンマン映画
ドリームバスター漫画パーカー
ペイルライダー映画牧師

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最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 村枝健一先生の漫画『RED』の登場人物〔グレイ〕の愛銃ですね。 -- 2016-04-09 (土) 11:57:42
  • クエンティン・タランティーノの「ジャンゴ〜繋がれざるもの〜」で主人公ジャンゴ・フリーマンがニューモデルアーミーのショートモデルとライフルモデルを、ドクター・キング・シュルツがノーマルモデルを、キャンディランド用心棒のビリー・クラッシュがニッケルモデルを使用している。あとウベルティのコンバージョンモデルは.45ロングコルトだったような気がする。 -- 2017-10-02 (月) 11:27:12
  • シャーマンキングのラキスト・ラッソの銃はS&WM629PC-CompHunter6.5inchモデルではなかったでしょうか? -- 2018-03-03 (土) 05:42:36
  • そう思うのであれば具体的な根拠や作中の言及を挙げましょう。 -- 2018-03-05 (月) 10:21:51
  • ゲームガールフレンド(仮)で夏目 真尋がイベント「〜荒野の♪ウェスタンガール〜」のカードイラストで使用、2挺所持しており一つはホルスターにしまっている。 -- 2023-09-07 (木) 21:31:23
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