ドラムマガジン/Drum magazine

 フルオートタイプの銃器などで多くに用いられる、ドラム型の多弾数マガジンの総称。
 ベルトリンク式のような銃本体側に送弾機構があるものの場合、ただの丸い入れ物だが、手動で巻くゼンマイの力で弾薬を送り出すものや、Beta社のCマグのように弾薬を込めていけば自動でゼンマイも巻き上げられる便利なタイプもある。ただし、動力内蔵型は構造が複雑なため、故障や給弾不良を起こしやすい上、大量生産に向かないという欠点もあり、Cマグを除けば現在ではあまり使われていない。
 また、形状そのものも、箱型マガジンと比べれば大量の弾丸をスムーズに送り込むのに適してはいるものの、大きくかさばって運搬や保持に支障があるため、軽便さが売りの拳銃短機関銃などにはほとんど用いられなくなった。

 形状は装弾方法によりさまざまで、ソ連のDP機関銃やイギリスのルイスのように、平べったい水平円盤型マガジンなど様々な種類がある。
 代表的なものはフィンランドのスオミM1931短機関銃、アメリカのトンプソン M1921,M1928?、ソ連のPPSh41?、ドイツのルガー P08ベルグマン MP18?(スネイルマガジン)など。


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • ↑ マイナーだけど普通にあるよ。 -- 2015-09-18 (金) 19:46:19
  • こんなドラムマガジン専門なメーカーもありますよ→ttp://www.xproducts.com/magazines-and-products -- 2015-09-19 (土) 01:41:21
  • パンマガジンの記述が誤っていたので修正。確かにルイスは弾が並んだだけの箱だけど、DPやブレンのパンマガジンはゼンマイ駆動なのやな。 -- 2018-09-04 (火) 00:17:35
  • 現代の軍隊における採用例(QBB-95)を追加。一般部隊の銃にドラムマガジンを今も配備してる国、他にもありますかね。RPK-16も入れるか迷いましたが配備状況が未だ途上のようなので見送りましたが。 -- 2019-12-05 (木) 03:00:02
  • まぁそもそも戦前は広く使用されていたことや最初のドラムマガジンなど、経緯的な解説が大分抜けてますからその辺も含めてその内追記という感じですかねぇ。 -- 2019-12-05 (木) 13:18:44
  • ロボコップ2でM16A2とK1に装着されたドラムマガジンが登場しましたがあれは映画オリジナルのものなのでしょうか? それとも実際の製品を撮影用に改造したものなんでしょうか? IMDbやIMFDBを見ても分かりませんでした -- 2021-07-08 (木) 18:27:07
  • MWG companyの90rdマガジン。 ttps://www.mwgco.com/MWG-223-90A.html -- 2021-07-11 (日) 17:25:02
  • 今頃になってしまいましたがありがとうございました。劇中、透明な部品がチラッと見えるシーンがありましたがデフォルトで背面が透明で残弾が分かるようになっているのですね。しかも現在も販売されているとは驚きました。息の長い製品ということはきっと、ドラムマガジンとしては成功した部類の製品なんでしょうね。お心遣いに改めまして、感謝申し上げます。ありがとうございました。 -- 2021-08-19 (木) 21:51:41
  • MWGの90連ドラム、珍しい内部まで全てダブルカラムのドラムマガジンなのでAR15マガジン互換の大口径弾(.50 Beowulfや.458 SOCOM)用の大容量マガジンとして使えるという変わった特徴があったり。30発前後入るらしいですね。ラノベとかで出て来ると面白そうなんですが、活用している作品は果たしてあるのでしょうか・・・ -- 2021-08-21 (土) 21:37:17
  • 内容を整理するついでに、信じられない事にドラムマガジンを大容量目的ではなく小型化を目的としてボルトアクション銃に採用したLR2なる銃について追記。まあロータリー式マガジンなんてのもあるので、よくよく考えたら有りと言えば有りなのかも? -- 2021-10-15 (金) 03:07:11
お名前:

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS