USSR RPG2/РПГ2 【対戦車擲弾発射器】

resize0013.jpg
モデル全長重量口径装弾数製造国
RPG2650mm2.83kg40mm1ソ連

 1949年に正式採用された、ロシアの対戦車擲弾発射器。RPGとはロシア語で「ручной противотанковый гранатомётルチノーイ・プラチヴァターンカヴィイ・グラナタミョート」の略称である。

 設計はドイツから鹵獲したパンツァーファウスト250を参考にしている。射程距離は100m近くで、山形の弾道を描くため照準がつけにくい。またオリジナルよりも射程距離が落ちてしまっている。
 しかも発射機自体に弾頭を固定するストッパーが無く、発射機を傾けると弾頭がずり落ちてしまう欠点もあった。もっとも安全装置が稼動したため信管を破損しただけで済み、爆発したケースは稀だったという。
 それでも当時の対戦車火器としてはよくできたほうであり、200mmの均質圧延鋼装甲を貫通する能力を持つ。

 1960年代ににRPG7と交換されるまでロシアでは第一線で活躍し続けた。供給されたベトナムやチェコなどでは独自の改良を加えられていたものの、その運用国もほとんどはRPG-7と交代している。

登場作品ジャンル使用者備考
キャット・シット・ワン項目参照
プラトーン項目参照
メタルギアソリッド ピースウォーカー項目参照
ランボー項目参照
ワンスアンドフォーエバー項目参照

このページの画像はWikimedia Commonsから転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 軽いからだと思う。 -- 2014-06-10 (火) 20:59:05
  • 構造が単純なので練度の低い兵士でも扱える、対人・対車両では十分な効果があり安価で軽量である、ゲリラにとって最も適した兵器だ -- 2014-06-10 (火) 22:22:07
  • 後継で同コンセプトの改良されたRPG-7に勝るって訳じゃねーだろ。本体重量はどっちも大して変わらんぞ -- 2014-06-10 (火) 22:51:24
  • 東南アジアって結構二次とかナム辺りの装備残ってたりするから、単純にそういった類いの物なんじゃない? -- 2014-06-10 (火) 22:57:32
  • ↑2、倍近い重量差なんだけど。 -- 2014-06-11 (水) 21:02:34
  • ↑ああほんとだな。RPG-7は弾頭重量の方と勘違いしてたわすまん。まぁでもこっちの方が軽いだけで使いやすかったら世界中どこでもこっち使ってるだろうし、最適とは言えんのじゃないの。HEAT弾しかないみたいだから対人攻撃力も皆無だし。 -- 2014-06-11 (水) 21:40:08
  • 戦車の出てこない塹壕戦や市街戦なら長射程も不要だし軽量な分持ち歩きも便利で使い道有りそうですが。 -- 2015-12-13 (日) 00:14:53
  • 実態としてはPIATに近い? -- 2015-12-13 (日) 02:23:45
  • >対陣地や対人など、迫撃砲代わりにあらゆる目標に対して使用された。
    対戦車用のPG2弾頭のみでそんな多用途に対応できるものでしょうか? -- 大納言? 2017-12-06 (水) 00:03:53
  • 単にそれしかないんだからそれを使うって話でしょ。ゲリラなんか何でも使うんだからこれに限った話じゃない。 -- 2017-12-06 (水) 00:30:30
お名前:

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS