全長 | 940mm | 重量 | 4.53kg | 口径 | 7.92mm×57 | 総弾数 | 20 | 発射形式 | S/F | 製造国 | ドイツ |
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第二次大戦時、ドイツ降下猟兵(空挺部隊)用に開発された自動小銃。
大戦序盤、ドイツ空軍はオランダやベルギーなどで降下猟兵による降下作戦を行ったが、その戦訓から軽装備が前提である空挺部隊には主力小銃のKar98K?では火力不足と判明し、火力を増大させるため自動式の小銃を欲する様になった。この要求に対して兵器開発を統括する陸軍兵器局は、開発中だった短口径弾(7.92mm×33)とそれを使用する突撃銃(Mkb42:後のStG44)を提案するが、 実績のない短口径弾の性能に疑問を持った空軍は関心を示さず空軍で独自に自動小銃を開発する事にした。 そして空軍総司令官でありドイツ軍副総統、ついでに軍需産業の総責任者であったゲーリングの肝煎りで、降下猟兵向けの仕様要求――従来の小銃弾が使用でき、長射程で取り回しが良く銃剣が装着可能。ついでに狙撃にも使える――を満たした自動小銃の開発を民間企業に発注。数社から提出された試作銃を競合の結果、ラインメタル社の物が適当と判断されFG42(Fallschirmspringer Gewehr 42:降下兵小銃42年型)の名前で制式採用された。
こうして誕生したFG42だったが新たな銃を生産ラインに割り込ませた物だから生産数はままならず、終戦までの間に約5000〜7000挺程度しか生産できず降下猟兵全員が装備できるほど数は揃わない。そのうえ東部戦線で疲弊した陸軍の歩兵不足解消のため空軍野戦師団が創設されると銃器不足のため軽機関銃代わりに引っぱり出され、かつ当の降下猟兵が度重なる激戦で消耗してしまい大規模降下作戦ができなくなり、当初の予定通りに使われることは無かった。
なお戦後になってFG42を捕獲したアメリカ軍が、この銃を参考に自国向けの汎用機関銃の開発を行いM60を作り上げている。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Call of Duty? | − | − | 項目参照 |
Return to castle Wolfenstein | ゲーム | ドイツ軍降下猟兵 | − |
犬狼伝説 | 漫画 | 自治警突入隊員 | − |
人狼 JIN-ROH | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド1942 | ゲーム | ドイツ軍降下猟兵 | − |
プライベートライアン | 小説 | ドイツ軍降下猟兵 | − |
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