シグザウアー P230/Sig Sauer P230

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全長重量口径総弾数製造国
169mm420g.380ACP7+1ドイツ

 現在シグザウアー社の主力商品であるP220?よりは、P210に近い中小型タイプの自動拳銃。
 元々は西ドイツ警察の制式採用拳銃の候補として、主に私服警官や軍の高級将校の護身用、あるいは民間人のセルフディフェンス用として開発された銃である。
 これまで中小型の自動拳銃は公的機関に非常に太い人脈を持っていたワルサー社のワルサー PPKの独壇場であったが、コンパクトながら優れた重心バランスやグリップに握り易さ、そして簡易化された構造でワルサー PPKに迫る勢い普及しており、発表されて20年以上経つ今も生産が継続中。ただし、現行のP230は初期型のP230と比べて、性能的には差はなくても、外観は幾つかのマイナーチェンジの変遷がある。

 日本ではSP(要人警護班)が制式採用している他、1990年代の半ば頃より、警視庁や警察庁でもミネベア M60に代わる制式採用拳銃として配備・調達が現在も継続中であり、機動捜査隊や警視庁SITの銃器はほぼ、このP230に更新されたようだ。仕様の相違としてはコック&ロック不可なマニュアルセーフティ、紛失や盗難防止用のランヤードリングの追加、32ACPへの口径の変更があげられる。

 このトライアルには同じシグ社のP220やベレッタ M92Fなどの数種類の機種が試験対象とされていたが、トライアルの結果(実際に行われたかどうかは疑わしい)、このP230に決定されることになったようだ。この決定、消息筋からの情報では標準的な9mm弾さえ威力過剰であると考える警察内部の意向と、制式採用するなら新しくライセンス生産権を取得するよりも、P220?の製造に関して、既にあるシグ社のライセンス権を行使した方が手っ取り早いという考えによるものであるらしい。

 元は私服警官用の装備であったが、現在は全面的な更新が決定されたニューナンブを主たる装備としていた制服警官にも配備が開始されており、地方によっても大きな差があるが、千葉県警の制服警官や銃器対策部隊には実際に支給が行われていることが確認されている。専用のホルスター(民生品ではなく、官給品)の支給も行われているようだ。

登場作品ジャンル使用者備考
アウト オブ サイト映画カレン シスコP230SL
父親からの贈り物
エルフェンリート項目参照
ガンスリンガー ガール?項目参照
ジオ ブリーダーズ?項目参照
新 逃亡者ドラマサミュエル ジェラート
足首に携帯し手錠切断に使用
スピード2映画ジョン ガイガーシルバーモデル
西部警察項目参照
テイキング ライブス映画イリアナP230SL
デビル17項目参照
バトル ロワイアル?項目参照
マイアミ ガンズアニメ天野 ルウP230SL
闇のイージス項目参照
ランナウェイ(1997年)映画ピケットシルバーモデル
フランクリンから奪う
夜のスタジアムでの銃撃戦で使用
ルームメイト映画アリソン
ヘディ
シルバーモデル
ワイルダネス漫画タイラギ エナ

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