世界的に高い人気を誇るミリタリーFPSシリーズ。発売元はアクティビジョン。
第一作目の『コール オブ デューティ』(2003)は戦争映画へのオマージュを含んだ演出や戦場の臨場感が評価され、以降CoDシリーズはアクティビジョンの看板タイトルとなる。開発したInfinity Wardは、エレクトロニック・アーツ(EA)のミリタリーFPSシリーズ『メダル オブ オナー』の『アライドアサルト』の開発を担当した2015,Incの元社員が設立した会社で、その背景には『メダル オブ オナー』で主人公が英雄的な活躍をみせることに対し、あくまでもの一兵士の視点での戦争を描きたいという意見の相違があったという。(ただし現代戦をテーマにした『コール オブ デューティ4: モダン・ウォーフェア』以降のCoDシリーズは、特殊部隊に所属する主人公たちが世界の命運を左右する戦いに挑むストーリーが主になる)
初期のシリーズはEAの『メダル オブ オナー』シリーズと同じく第二次世界大戦を舞台とする。『コール オブ デューティ2: ビッグ レッド ワン』を開発したTreyarchは、Infinity Wardと並ぶCoDシリーズの開発元となる。
Infinity Wardは『コール オブ デューティ4: モダン・ウォーフェア』(2007)で舞台を第二次大戦から現代に移し、続編の『モダン・ウォーフェア2』(2009)および『モダン・ウォーフェア3』(2011)を、その後は近未来を舞台とする『ゴースト』(2013)を開発した。なお『モダン・ウォーフェア2』の発売後、当時のInfinity Wardの主要メンバーは報酬を巡るアクティビジョンとの対立から、Infinity Wardを退社してEA傘下にゲーム製作会社を設立した。
Treyarchは第二次大戦を舞台とした『World at War』(2008)の続編『ブラックオプス』(2010)と『ブラックオプスII』(2012)で、冷戦期と近未来を舞台にした。『ブラックオプスIII』(2015)でも引き続き近未来が舞台となっている。
Infinity WardとTreyarchが交互に作品を発表していたが、2014年にはSledgehammer Games開発の『アドバンスド・ウォーフェア』が発売され、今後はこれら三つの製作会社を軸にCoDシリーズを展開していく予定だという。
Find Makarov: Operation Kingfish
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