| 全長 | 銃身長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
| 127mm | 67.5mm(2.66in) | 423g | .25ACP | 8 | ソビエト連邦 |
1925年から1926年にソ連のセルゲイ・コロヴィンが開発した自動拳銃。生産はツーラ兵器工廠にて1926年から1935年まで行われ、ソ連本国での運用は1926年から1950年代まで行われた。ТК(TK)は「Тульский Коровин」の略で、「ツーラ・コロヴィン」といったことを意味する。
作動方式はシンプルブローバックを採用している。弾薬は.25ACPを使用するが、構造が強装弾に耐え切れなかったというわけではなく、後により強力な弾薬が専用に開発された。セイフティはフレーム左側のトリガー上方に設置されており、また、マガジンキャッチは底部に存在するコンチネンタルタイプになっている。
グリップパネルはТОЗ(TOZ…ツーラ兵器工廠の略)の文字が刻まれたプラスチック製のものと木製のものが存在し、さらに木製のグリップパネルにはチェッカリングが施されたものと縦溝が掘られたものの2種類がある。なお、グリップパネルは1930年代初期まではスクリューで固定されていたが、その後はバネ付きラッチによる固定方式がとられるようになった。
1922年よりセルゲイ・コロヴィンはツーラ兵器工廠で拳銃の開発を始めた。その過程で彼が7.65mm弾を使用する拳銃を開発していたところ、1925年にソ連のスポーツ・フィットネス管理局(ダイナモ)が、市民向けのスポーツ拳銃として6.35mm弾仕様の拳銃を求めてきたため、弾薬の変更が行われた。結果として、1926年に拳銃の開発は完了し、同年暮れより生産が開始された。翌年からは政府の承認も受け、「Пистолет Тульский, Коровина, образца 1926 года(ツーラ・コロヴィン式拳銃1926年型)」の正式名称を与えられることとなった。
当初の運用は軍向けというよりかは文民向けとして展開され、NKVDや民警への供給が主となった。また、赤軍の士官や政府高官の護身用や、贈答や表彰にも用いられたという。第二次世界大戦が終わった後も使用され、最終的には国有貯金局(スベルカッサ)にて用いられた。
| 登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
| バイオハザード ダムネーション | − | − | 項目参照 |
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